明日に向かっていざリーチ、じゃ!VTuber千羽黒乃の麻雀講座【第2回】

やっほーーい! 儂じゃよー!

 

今日も元気に3000・6000! 麻雀歴1000年の鴉天狗、バーチャルYoutuberの千羽黒乃(せんばくろの)じゃ! 先週よりこのキンマwebの場をお借りして、鴉天狗(からすてんぐ)流の麻雀術を伝授させて頂いてるのじゃーっ!

前回は「黒ひげ危機一発」の例えを使って「1/18理論」をお話してみたのじゃ。面白かったかのう? 難しかったかのう? 主に初心者の方が中・上級者へとステップアップしていくお手伝いができるような記事になっていたら嬉しいのじゃ。

まだまだ物書きとしても麻雀打ちとしても修行中の身、Twitterなどで読んだご感想を頂けるととっても励みになるのじゃ!

 

千羽黒乃のTwitterはこちら  🐦🐦🐦

 

さてさて、突然ですが問題でーす! 儂が好きな麻雀の役はなんでしょう?

答えはー…ふっふっふー。リーチなのじゃっ!

リーチはとっても強い役! それだけで一翻がつくうえ、一発や裏ドラで高打点になる可能性も秘めた、無限の夢がある役なのじゃ!

リーチは麻雀の基本にして王道。麻雀におけるリーチとは野球で言えばストレート。空手で言えば正拳突き! 極めればそれ一本で勝負ができる必殺技じゃ!

 

でもでも、リーチを焦りすぎて折角のチャンス手をふいにしてしまった覚えはないかのう? 「先制聴牌は即リーって聞いたけど、本当にこの待ちでリーチして良いのかな?」なんて迷いながらリーチをかけてしまったこと、誰しも経験があると思うのじゃ。

そこで、今日儂がお伝えしたいことはこれじゃ! ばばーん。

 

【チャンスの時こそ慌てずに! オトナの聴牌取らず術】 の巻

 

先制リーチっていうのはとにかく気分が良いのじゃ! お主らだって好きじゃろー? 儂も大好きじゃ! まるで一番風呂に飛び込んだみたいな、あるいは真っ白なゲレンデに飛び出していくみたいな、はたまた干したばっかりの羽毛布団に…えーと、何の話じゃったかな?

さておき、「手役やドラにとらわらずに早い聴牌を目指し、とにかく先制でリーチをかける」打法というのは非常に実用的な戦術、それが効果的に働く場面というのも多くあるものじゃ。でも今日は、リーチしたくなる気持ちをぐっとガマンして! 手変わりを待ってみた方が良いケースについて、こっそり教えちゃうのじゃ!

 

【必見! こんな手は聴牌取らずじゃ!】

 

(牌姿は全て東1局6巡目の南家、ドラ北とします)

 

 

たとえばこんな聴牌!を切ればカンのリーチを打つことができる形じゃ。

でもでも、そこをぐっとガマンし、を切って聴牌を外すことで…

 

 

萬子は4567の4連続形、索子は4556の中ぶくれ形が残った素晴らしい一向聴に戻すことができるのじゃ! この2つの連続形どちらかにくっつく牌をツモることができれば、待ちがリャンメンになるだけでなく平和や断么九もついて打点アップ! そして、裏目のを引いてしまってもフリテンながら三面張聴牌。今度は平和もつくので迷わずリーチといくのじゃ!

 

こちらもを切ればカンでドラ1のリーチを打つことができますが…やっぱり切りの聴牌外しが儂好み。引きで456、もしくは567の三色となる聴牌じゃ。

さっきと比べて受け入れ枚数こそ少ないものの、跳満・倍満まで伸びる可能性を秘めたは非常に価値の高い浮き牌。ここは大事に大事にくっつきに期待して残してあげたくなるのじゃ! また、にくっつかずとも萬子が伸びてのタンピン赤1ならば待ちの広さ・打点ともに満足できる聴牌。そうなった場合はを切ってリーチと参るのじゃ!

 

もういっこ!

 

こんな聴牌になったときにも聴牌外しは有効なのじゃ。

,,のどれかを切れば待ちの平和聴牌、2000点のリーチを打つことができる手。「先制両面なら即リーチ!」と元気よく牌を横に曲げたくなるところじゃが…ここも更に高打点の変化を見て、聴牌を外してみるのがお勧め。

萬子はの部分を抜き出せばの超好形。なんとまでの全種とが受け入れとなるメンホンのイーシャンテンじゃ!  ひ、広いっ…!しかも門前で仕上がれば跳満級の和了が狙える大チャンス手、ここは慌てず騒がず筒子を落としてゆったり構えてみるのはどうかのう? その価値は十分あるはずじゃ。

「好形聴牌は即リーチ」という麻雀の基本に背く例外的なケースだけど、こういう打ち方も覚えておくと麻雀はもっともっと面白くなると思うのじゃ!

雀頭ができないまま単騎聴牌になってしまったときにも聴牌外しが有効じゃ。あたりを切ってとりあえず聴牌に…とする人も多いかもだけど、今日は切りの聴牌外しという手を教えてあげちゃうのじゃ!

こうしておくと引きで待ちのタンピン聴牌。を先に引けばソーズのノベタンで断么九のリーチが打てる形じゃ。引きは一見アガり逃しに見えるかもしれないけど、フリテンながらも三面張でリーチがかけられるので、十分聴牌外しに見合う形じゃ!

が場に2枚切れ)

シャンポンの聴牌をしたものの、既に待ち牌が多く切られていて即リーチしづらい場合も聴牌外しが役に立つのじゃ。

はもう4枚見えちゃったから暗刻にならないよね」と萬子の伸びに期待してを切ってしまうと筒子引きの変化を逃し、「とりあえずを切って聴牌にとり、筒子が両面になったらリーチをしよう」では萬子引きの変化を逃してしまう悩ましい形。

ここはを1枚外してみると…

萬子は中ぶくれ形で筒子は4連続形! くっつき聴牌のイーシャンテンに戻し、どちらかがリャンメンに変化するのを待ってリーチをするのが好形聴牌への早道と言えそうじゃ。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀新刊&おすすめ/