守備だけでは麻雀は勝てない!巧みな攻守のバランスを見せた鈴木達也、前田直哉が決勝卓へ 麻雀最強戦2020「鉄壁のディフェンスマスター決戦!」観戦記【A卓】

3位の村上は、最後まで可能性を追って戦い続けた。

全10局中リーチは2局のみと、異名通りの戦いとはいかなかったが、序盤の字牌の扱いなどからは「ディフェンスマスター」の極意の片鱗を感じた方が多かったのではないだろうか。

2位の前田は、この試合では4選手中唯一の無放銃で試合を終えた。

ただし、守りばかりを固めていたわけではない。

地獄待ちチートイツ、そして南2局、南4局など、戦う場面ではしっかりと前に出て戦っている。

勝ち上がりは勝負どころを見極めた結果、と言ったところか。

1位で勝ち上がった達也。

高打点のアガリはなかったものの、細かい加点で終盤トップに立ち、逃げ切った。

押すべき牌は押し、引くべきところは引く。

そんなメリハリを利かせた麻雀は、鈴木達也が今なお健在というところを存分に見せてくれた。

達也、前田には決勝卓の舞台でも、持ち前の守備力を生かしつつ思い切り暴れてほしいところだ。

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