“69回目のアタック”を
成功させた 美しき女海賊
瑞原明奈の行く手を
阻んだものは…?
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2020年10月22日
U-NEXT Piratesのデジタル男子3人衆の中に混じって、チームに明るさをもたらしている瑞原。
が、今季は2戦してまだ結果が出ていない。胸の内には燃えるものがあったのだろう。
かつてないほどの迫力をまとって、瑞原は卓へと向かって行った。
1戦目
東家 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家 瑞原明奈(U-NEXT Pirates)
北家 近藤誠一(セガサミーフェニックス)
比較的点棒の移動が少ない中で、瑞原は東3局の親番を迎える。
7巡目、
ここから瑞原は、
打とする。が確実に使えるようになったので、それまでほんのりと見ていたドラ含みの789三色を見切った格好だ。
をツモ切った8巡目、
を引いてイーシャンテンに。ここで瑞原は、
を放った!
がそれぞれ1枚ずつ切れていて、マンズのシャンポン受けは心もとない。それならば同じく1枚切れているを切ってピンズを三面張に固定し、の横伸びを追って好形テンパイを目指した一打だ。
が1枚切れているというのもを切る理由の1つだ。がアタマのイーペーコーになっても待ち牌の枚数が少ない。
またを切っておけば、その裏目となるを引いたときにも、そこからを切って十分リカバーが効くというのもある。
この残したが、
次巡に引き寄せたと見事に噛み合う。
そして、
13巡目にかけたリーチの、
この一発ツモに結びつく!!
瑞原、Mリーグ通算69回目のリーチにして初の一発ツモ!
※Mリーグ成績速報(非公式)様より引用いたしました。
リーチ一発ツモ赤赤、4000オールのツモアガリで瑞原はトップ目に立った。
続く、東3局1本場、瑞原の配牌は、
よく混ざってるねぇ!と悪態でもつきたくなるような配牌だが、瑞原が第一打に選んだのは、
だった。8種ある国士と、ピンズのホンイツを視野に入れつつ、マンズとピンズをどちらも使ったメンツ手へのわずかな望みをも消さない一打だ。