そういえば僕は酒を飲めないのだが、酒を飲める人なら麻雀を打った後に飲みながらの感想戦は最高だそうだ。飲める人がうらやましい。竹書房も藤田さんが最強位を取った日の打ち上げの席で色んなことをお願いしたら飲んでる藤田さんは全て「お安い御用です」と言ってくれた。お酒大事。
月末、その藤田さんが作ったMリーグのトップ8人の大会があった。5万点差をまくった二階堂亜樹プロはもちろん美人で麻雀が強いのだが、まくられた多井プロのすがすがしい表情も良かった。「亜樹ちゃんなら本望よ」
僕ももし刺し殺されるなら男ではなく美人な女がいい。
10月。
著名人頭脳戦でクイズノックの須貝駿貴さんが初出場して話題になった。オーラスまでトップでファイナルに行きそうだったが…
宮内悠介さんの国士無双が出て事態急変。アガった直後に宮内さんがうれしくてスマホで写真を撮ってくれと頼む、その頼んだ相手はまくられた須貝さん、という珍しい絵が放送で流れたがこれがまたいい!
これだから楽しい。
須貝さん「何枚でも撮りますよ(笑)」
麻雀は楽しんだもの勝ちだ。
11月。
奇跡、と言っては失礼だが奇跡が起きた。
全団体のプロが出場するガチンコ予選、勝つのはネチネチ粘るしつこい男と決まっていたのだが、なんとここで美人女流プロの井上絵美子プロが優勝したのだ。
最強戦の奇跡。
奇跡の美貌。
前日の予選で忍田幸夫プロなど強豪相手に2半荘勝負で勝ち切ったのもすごかった。
翌週。またも奇跡が起きる。なんと、麻雀を覚えて1年の安部颯斗さんが優勝したのだ。参加者1万人の№1、アマチュア最強位。
僕はピアスをしている男を雀士とは認めていないので(多井プロには古いと言われてもそれは変わらない)この優勝には物言いをしたい気分だったが、それでも安部さんはナイスな男。
いやむしろなんでこんなにリア充そうな、本当なら今時の学生っぽいことをしてそうな(分からないので例は出せないが)子がなぜ麻雀をやってしまっているのかということに疑問と感謝を抱きつつ明日も応援する。
あこがれの近藤誠一プロとの対局、楽しんで来い!
そして先週、ザ・リベンジでは多井隆晴プロが危なげなく実力を発揮。
さらに抽選会でも場の雰囲気を圧倒して、自分のモードにしてしまった。二階堂亜樹プロが同卓せざるを得ない雰囲気を最初から作り上げる、あの持っていきかたはプロ雀士では見たことがない。何なんだあの人は。
ということで駆け足で今年の予選15回を振り返った。
もう間もなくだ。
間もなく麻雀最強戦ファイナルが始まる。
今夜は眠れるか?
眠れなくてもいい。
みなさん、最強戦ファイナル楽しみましょう!
12月12日(土)13時開始の1stStage 番組ページはこちら
12月13日(日)15時開始の2ndStage 番組ページはこちら
日本で一番麻雀が強い奴は、
誰だ!
1978年広島県生まれ。東京大学卒業後、竹書房に入社。近代麻雀戦術シリーズでさまざまな作品を世に出しつつ麻雀最強戦実行委員長をつとめる