これに引かない追いつくのが井上！
高目タンピン三色ドラドラの
待ちのヤミテン！がリーチの宮内の現物なので他家からの出も期待できる。
これに守備の達人新津がまさかの放銃！
井上が
を押してが宮内のリーチの中筋になったのだ。それでも現物の
がまだ手の内にはあったが、この牌は後々井上がリーチに来た時に残しておきたかった虎の子の安全牌。
これがまさかのタンピン三色ドラドラの跳満！12000！新津の僅かな隙を付いた井上の見事なアガリだ。
南2局1本場 親・宮内 ドラ
宮内が2000オールのツモアガリ！
続けての南２局2本場では
2着目の新津から1500は2100の直撃！もう誰が勝つか分からないほどの接戦になる。
南2局３本場 親・宮内 ドラ
この局で決定打が出る。
まずは新津が最高系に仕上げてのリーチタンヤオピンフ三色のリーチを打つ！
もしこのリーチを高目の
で決める事が出来れば勝負を決める事が出来る。
対して前田もこのリーチを受けて
を対子落とししての、
高目２３４の三色の
待ちの三色リーチ！あっちが６７８ならこっちは２３４だ。
山には十分に二人のアガリ牌は山に残っている。勝つのは…。
前田がを掴み新津に放銃！リーチタンヤオピンフ三色の満貫のアガリ！
南2局でのこのリードはデカすぎるか…！
南3局 親・前田 ドラ
宮内が手替わりを待たずに即リーチへと踏みでる。
はドラ表示牌と合わせて場に2枚見えている。ヤミテンにして手替わりを待つてもあるが…。
仮にここで2600をアガったとして、それだとオーラスで井上を逆転するための手作りをしなければならない。こうすれアガれば最低でも5200点。オーラスはアガれば勝ちという単純な状況になる。
リーチ後にが通り、これを後が無い親の前田がを放銃！
リーチ一盃口ドラ…そしてウラウラの8000！井上に逆に条件を突き付けてオーラスに突入する。
オーラス 親・新津 ドラ
宮内が最後のリーチを打つ！
役無しの待ちリーチ…！これさえアガリ切れれば…勝ち上がりだ。
これを条件を満たした井上がリーチ宣言牌のをポン！
の並びシャンポン聴牌。ただ…がリーチ者宮内の現物とはいえ、山にが1枚しかないのは厳しすぎる…。
麻雀の神が選ぶのは果たして…？
なんとラス牌のをすぐに宮内が掴んで井上に放銃！これで…長いD卓が終わって2nd Stageへの勝ち上がりを決めたのは
1位通過 新津潔 2位通過 井上絵美子 の両名となった。
誰が勝っても誰が敗退してもおかしくない、とても面白い戦いだったと思う。それも対局者全員が死力を尽くした結果だと思う。
こんな対局を見れて、また観戦記を書く事が出来て私はとても幸せ者だと思う。明日もこの熱戦が続くので、誰が最強位の頂に輝くのか？とても楽しみだ。
小説家に憧れる中で、競技麻雀に惚れ込んだ二十代。視聴者と一緒の視点に立ってわかりやすい記事を書いていきたい新人ライター。
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