変わりゆく条件の中で 二盃口を決めた茅森早香の長い長いオーラス【Mリーグ2020観戦記1/7】担当記者:東川亮

自身の打点を引き上げると共に、他3者へも圧力をかけていく。

松本のリーチ宣言牌を沢崎がチー、待ちで追いついた。

待ち牌の残り枚数は松本が2枚に対して沢崎が5枚。

沢崎が圧倒的に有利だったが・・・

 

それがそのまま決まるとは限らないのが麻雀。

松本が枚数の差を乗り越えてツモ、2600オールで沢崎、石橋をかわし2着目に浮上した。

南4局1本場、先制リーチは石橋。

リーチ平和赤赤、ツモか松本からの直撃で2着浮上となる待ちは文句なしの最終形だ。

しかし、ホンイツで手を進めていた松本も急所のから入って待ち、メンホンの満貫テンパイ。

思い切ってリーチをぶつけたくなるところかもしれないが、ここは慎重にヤミテンとした。

ここで松本がリーチ棒を出した場合、9300点差の沢崎はどこから満貫をアガっても単独での2着となる。

さらに、もし松本が石橋に放銃でもすれば、4着まで着落ちする公算が高い。

松本からすれば、前局と違ってリーチのリスクが非常に大きい状況なのだ。

勝敗が天地の差となる局面で、松本のテンパイ直後に石橋が掴んだのはなんと

12000は12300の直撃で松本は大きく点数を回復、反対に石橋は大きなラス目へとたたき落とされることになった。

南4局2本場

沢崎が12巡目に待ちテンパイでリーチをかけた。

茅森と松本の点差は10800。

松本の猛追によって茅森はハネ満が打てない状況となってしまっている。

現状自身の手にはドラも赤もなく、相対的に他3者がドラを持っている可能性が高い。

そして沢崎がこの局面で安いリーチをかけてくることもないだろう。

さすがに放銃覚悟での勝負は厳しい。

さらに松本までリーチとくれば、もう何もできない。

この局は沢崎と松本がテンパイ、次局も石橋・松本の2人テンパイとなり、茅森と松本の差はジリジリと詰まっていく。

南4局4本場は石橋がのシャンポン待ちリーチで先手を取った。

前局のテンパイノーテンで沢崎との点差が詰まった上、4本場に供託リーチ棒4本があることから、満貫ツモで3着に浮上できるようになっていたのだ。

しかし、山に残っていた高目は、石橋のリーチに対して無理をする必要のない茅森の元へ。

一方の松本はある程度の放銃なら2着キープできることから、加点を狙って前に出る。

 

 

そして松本が単騎テンパイにたどり着くと、またも石橋がロン牌をキャッチ。

打点こそ2900だが4本場の1200点と供託リーチ棒5000点分を足して9100点の収入となり、松本が茅森をかわし、トップ目に立った。

オーラス開始時から、実に31200点の加点である。

一転して追う立場となった茅森。

とは言え点差は2300点、5本場ということで、アガれば再逆転でトップとなる。

ならばとにかく前へ。

ドラだろうと早々に見切り、最速のアガリへと突き進む。

当然、その気配は松本も察知している。

お互い、ここが正念場だ。

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