刮目せよ!超悪配牌から条件を満たす手を練りあげた、“魔術師”園田賢の手順を【Mリーグ2020観戦記2/4】担当記者:ゆうせー

!!イーシャンテンとらず!

先ほども述べたように、リーチのみではトップを狙うのに裏ドラや一発に期待しないといけない。真ん中寄りの2メンツが出来た今、チートイツよりもタンヤオへと狙いを定めた一打だ。

目指すはトップ。

次の園田のツモは、

だった。引きはイーシャンテンに取るのでを離す。巡目はかかりそうだが、わずかながら456の三色もあるか。

次に持ってきたのは、

だった。3枚並んでしまったが、

平然と構える園田。正着を打っているのだから、こんなは気にならない。

次の手番で園田は、

を引き入れた!これでを引いてもを引いてもタンヤオイーペーコーのテンパイ!イーペーコーにならなくともリーチツモタンヤオなら条件クリア。を引いての打というルートもある。

次巡、

を引いた!!これでツモならトップ、和久津直撃で堀と同点トップだ!

ドリブンズの楽屋では、

「うそみたいな!うそみたいな!」という丸山と村上の声が響き渡る。

は山に2枚ある。次に園田が持ってきたのは、

手変わりするだ!

園田は声を絞り出した。

「リーチ」

この配牌を、

こう仕上げた魔術師園田。

待ちは

一発目のツモは。河に並ぶ。

ツモれば単独トップ。

現在6位のドリブンズ。ボーダーを争うフェニックスとサクラナイツが相手のここは、是が非でもトップが欲しい。

次に園田が引いたのは、

だ!!!!

園田が決めた!!!

そして、裏ドラも。リーチツモタンヤオ裏、2000-4000の劇的なアガリで園田がこの半荘トップ。裏ドラが乗ったため、親の和久津が親被りで3位に。堀が2着。藤崎は4着となった。

 

ドリブンズは6位とはいえ、マイナスは100ポイント程度だ。先日復帰した丸山のトップ、そしてこの園田の技あり逆転トップで「プラス域までいくぞ!」とチームのムードは非常に明るくなっているに違いない。

そしてドリブンズファンは、

インタビューでの園田選手のようにみんな笑顔になった、そんな2月4日の第一試合であった。

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