『手牌に価値を吹き込む打ち手』堀慎吾 VS 『卓上のマジシャン』園田賢 勝つのはどっちだ!?【Mリーグ2020観戦記2/25】担当記者:ゆうせー

を引いて臨戦態勢に。

「チー」

園田がを鳴いた!先に述べたように、役役チャンタドラは満貫だ。を切って三元役の含みを残し、他家に役牌の種類を絞らせないように構える。

が鳴けた!打としてイーシャンテンに。

堀は、

園田の2副露に対して打。ここでを止めるとほぼオリになってしまう。アガリも十分に見込める手なのでまだ斬り込んでいく。

園田は、

を引いて打を埋めてのアガリも視野に。

堀は、

を引いてイーシャンテンに!234の三色になれば決定打だ!

両者ともテンパイまであと一歩。

高鳴る胸の鼓動を抑えて淡々と打牌を繰り返す。

数巡後に、堀が持ってきたのは、

ドラのだ!

どうする…

堀が選んだのは、

だ!

もう一度手牌を見てみよう。

待ちにで当たるなら打点も安くすむ可能性が高い。を切ってリャンメン待ちがあるか様子を見つつ、ドラのを打つのは234の三色のテンパイをして手牌に価値が出たときとした。

園田はを手出し。

堀は次巡、

を引いた!!ここで勝負だ!!!

「ロン」

園田が手牌を倒した!!役役チャンタドラ、8000点のアガリだ!

園田は前巡、

を引いて打としていたのだった。

 

1巡が、1牌の後先が、命運を分ける。それが麻雀。

このアガリで堀を逆転した園田。

南3局での、

堀とのめくり合いも、

見事制して、この半荘トップ。

 

前回まさかの最下位転落となったドリブンズだったが、土壇場で園田が復活。7位に浮上するとともに、6位フェニックスとの差を詰めることに成功した。

嬉しそうな園田。嬉しいのはモニターの前で応援しているドリブンズファンも同様だ。

2020レギュラーシーズンのクライマックスが刻一刻と近づいている。私たちも一打一打に一喜一憂する日々が続く。

ボーダー争いを制してラストシーンで笑うのは、どのチームか。

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