やっぱり多井隆晴は強いんです! ケタ外れの勝率を証明する、1ミリの隙も見せない闘牌【Mリーグ2020観戦記3/5】担当記者:渡邊浩史郎

も相当嫌そうにだがプッシュして、ここは滝沢に5200の放銃となった。

次局【南2局】は多井が自力であがって局消化。

【南3局】

麻雀は勢いや流れで配牌やツモが変わるわけではないのは重々承知だが、

今の多井はこの配牌を

6巡目でこの形にしてしまう。

これを萩原から出アガリ。もはやこの男を止められるものはいないのか。

【南4局】、オーラスも自らアガリに行くドラ切りを見せた多井。

しかしここは滝沢が萩原のリーチを受けてからの丁寧なうち回しでマンガンをアガって終局。

多井のトップで半荘が終了した。

蓋を開けてみれば終盤に強い多井がまさに本領発揮、南場は無双状態ともいえる戦いっぷりだった。堀からすればまたも「ちょっと下振れ」の半荘となってしまったが、サクラナイツファンとしてはトップの価値が倍になるセミファイナルに上振れを取っておいてもらいたい気持ちだろう。

さて来週でレギュラーシーズンが終わるというのにチームポイントに一切触れない観戦記となってしまった。私自身毎日ボーダー争いにハラハラドキドキしながら視聴している身であるだけに、あえて今回は触れずに平静な気持ちで終わろう……というわけにもいかないので最後に少しだけ

今回のラスでTEAM雷電が最下位まで転落。しかしボーダー争いは一戦一戦入れ替わり立ち替わっていく。もはや来週の最終日を迎えるまで、トップを取ったから安心だとかラスを引いたから厳しいとか安易なことを言っていられない。我々にできることは応援することと見届けることだけだ。

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