友添敏之が連勝で決勝進出に王手! 本田朋広も大トップの連勝で一気に決勝進出圏内へ 風林火山オーディション準決勝レポート【7月15日】

友添敏之が連勝で決勝進出に王手! 本田朋広も大トップの連勝で一気に決勝進出圏内へ

EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション準決勝は、後半戦となる3日目を迎えた。決勝にストレートインできる2位以内を狙うのはもちろんだが、ポイント状況次第では敗者復活戦に進む6位狙いになる選手もいるだろう。

現在トップに立っているのは、2位にも大差をつけている友添敏之。決勝ではポイントがさらに半分になるとはいえ、他の選手からすれば、これ以上友添を逃がすのは受け入れがたい。

■3日目第1戦

初戦は乱打戦になった。まず先手を奪ったのは友添。準決勝全連対の好調ぶりをそのままに、東2局でツモ【中】ドラドラ赤赤の6000オールを決め、大きく抜け出す。

だが、他3者も満貫級のアガリを決めてポイントを戻し、南3局には坂本がリーチツモタンヤオピンフドラの4000オールを決めて2番手に浮上。一気に逆転トップを狙う。

小沼は東場で坂本に放銃した12000が響き、南4局の親番を迎えた段階では離れたラスだった。だが、南4局2本場ではタンヤオツモチートイツドラドラの6000オールで一気に2番手まで巻き返す。

 

全員に現実的なトップの可能性がある南4局3本場、友添に逃げ切りの、坂本に逆転トップのテンパイが入る。しかし、先に相手のロン牌をつかんでしまったのは坂本。全く使えない、一方でピンズのホンイツ模様の友添に危ない【5ピン】をつかんで長考するが打ち出し、これを捉えた友添が辛くも逃げ切って準決勝3勝目を挙げた。

1位:友添敏之 +51.9pt

2位:小沼翔 +7.9pt

3位:坂本大志 ▲17.9pt

4位:長村大 ▲41.9pt

 

■3日目第2戦

第2戦は、ここまで苦戦続きだった本田が大爆発。東4局の親番で3局連続の満貫アガリを決め、他3者を一気に突き放す。

本田はオーラスの親番でもリーチ一発ツモ赤の4000オールでさらなる加点に成功。準決勝初勝利は、ここまでの劣勢を跳ね返す特大トップとなった。

1位:本田朋広 +96.2pt

2位:松ヶ瀬隆弥 +3.4pt

3位:浜野太陽 ▲27.6pt

4位:平良将太 ▲72.0pt

 

■3日目第3戦

この試合は小さなアガリの応酬で続く展開となったが、その中で一撃を決めたのが友添。東2局、リーチピンフドラ裏の8000を小沼から仕留め、わずかなリードをキープしながらオーラスまで局を進める。

オーラスは白のみの速攻が決まり、自身の手で決着。これで2日目から数えて3連勝、決勝進出をほぼ確実なものとした。

1位:友添敏之 +54.1pt

2位:浜野太陽 +4.3pt

3位:坂本大志 ▲16.6pt

4位:小沼翔 ▲41.8pt

 

■3日目第4戦

4戦目の主役となったのは、またしても本田だった。長村リードで迎えた南2局にリーチツモ【白】赤裏の2000-4000をツモ、自身がトップに立つ。

 

そして迎えた親番では2局連続で満貫ツモを決め、大きく抜け出す。オーラスも自身の満貫で締めくくった本田は、初戦に続く特大トップで連勝、敗退の危機から、一気に決勝進出を伺うポジションまで駆け上がった。一方、平良はこの日の2戦で痛恨の連続箱下ラスとなり、厳しい状況に追い込まれた。

1位:本田朋広 +88.2pt

2位:松ヶ瀬隆弥 +6.5pt

3位:長村大 ▲27.5pt

4位:平良将太 ▲67.2pt

準決勝最終日を控えてのポイント状況がこちら。首位の友添は決勝進出がほぼ確定、仮に今の差をキープして最終日を終えられれば、決勝ではポイントがさらに半分になるとは言え、150近くのアドバンテージを持って決勝に臨める。現時点ではEX風林火山入りに、他の選手より一歩も二歩も近づいていると言っていいだろう。

現状2位の松ヶ瀬は、まずは決勝にストレートインできる2位確保が目標となる。だが、4位の小沼までは現実的に逆転が狙えるため、2位争いは熾烈なものとなるはずだ。

そして、さらに激戦となるのが敗者復活戦に進出できる6位以内を巡る争い。現状6位の坂本と7位の長村の差はわずか1.7ポイント、そしてこの日の大敗で8位に後退した平良も1トップあれば6位以内に戻れる。最終日、生き残りをかけた戦いは激しさを極めるだろう。そこに小沼や本田が巻き込まれるケースもあり得ないパターンではない。

最終日の4戦を終えた後、誰が最終決戦に進む資格を得るのか。各選手の人生をかけた闘牌は見逃せない。

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