東1局にして震える二人の手。
その中で連続で掴み取った
安部の連続12000!
【B卓】担当記者:危険な鬼太郎 2021年10月3日(日)
A卓のメンツは大分顔が怖い打ち手が多いが、このB卓のメンツには優しそうな顔をしている人ばかりがいる。
しかしその優しそうな顔に騙されてはいけない。この4人はいずれも放送対局で結果を出し続けた猛者揃い。現最強位の多井隆晴と同じで、卓に座ると雰囲気を大きく変える打ち手たち。
その4人の打ち手を軽く紹介する。
日本プロ麻雀連盟所属
最強戦で印象に残っている雀士の名は?と聞かれて猿川の名前を出す人も少なくはないはず。
劣勢の立たされ、オーラスでマンガンが必要な条件でマンガンをアガリ。倍満ツモが必要なら倍満をツモって逆転をしてきた勝負強い男。
今回も視聴者を魅了してくれる劇的な麻雀を見せてくれるか。
日本プロ麻雀連盟所属
本人曰くハニワっぽい顔をしているらしい。私は批判を恐れてそんなことは言えないが、斎藤のファンは彼の事を「牛さん」と呼んでいる。
斎藤は麻雀プロになった男でネット麻雀の最高峰、13代目天鳳位になった男「gousi」。分かりやすく言えばMリーガーの朝倉康心こと「ASAPIN」の逆の事をやっている。
齋藤はネット麻雀だけではなく、11期RMUクラウン優勝というタイトルも獲得しているネット麻雀もリアル麻雀も強い両刀。
麻雀プロとしての箔を付ける為に挑戦を止めない齋藤。最強戦でも印象に残る麻雀を見せてくれた、仲が良い大和のような大活躍をすることが出来るか。
水巻渉
最高位戦日本プロ麻雀協会所属
ももクロおじさんらしい。(ももいろクローバーZの百田夏菜子が好き)
この4人のメンツの中で一番のタイトル実績があり、この4人のメンツの中で唯一リーグがAリーガーの安定感抜群の男。数が多すぎてタイトルを抜粋するのが嫌になるぐらいとにかく安定した結果を毎年のように叩き出している。
水巻の麻雀の特徴…と言えるかどうかは分からないが、水巻はとにかく選択を間違えない。難しい局面でも正確な一打を導き出すのが彼の麻雀。
その正確で間違えない麻雀をここでも披露してくれるか。
安部颯斗
日本プロ麻雀連盟所属
水巻がこの4人の中で一番実績があるのに対し、逆に一番実績がないのがこの安部。
それもそのはずで彼はプロになってからまだ1年も経っていないド新人。しかし事最強戦にだけ限って言えば彼の知名度はこの4人の中でトップかもしれない。
去年アマチュア最強位としてファイナルで戦い力強い麻雀を見せてくれた安部。今年は麻雀プロとして最強位を目指す。
また去年のような活躍をすることが出来るか。
【B卓】
東1局 親・齋藤 ドラ
親番の齋藤がリーチのみであるが先制聴牌で即リーチ宣言!
カンと言うイマイチな待ちではある物の他家の抑え込みにかかる。
一人旅になるかと思いきや、これに追いついたのが安部。
七対子ドラドラの聴牌を果たしなんと単騎でのリーチ宣言! 他家の3人とも序盤にマンズの真ん中を切っておりは確かに絶好の待ちに思える。
しかしこのは猿川に対子で実際には山に1枚しかいなかった。緊張からか手が震えている親番の齋藤と阿部。震える手でアタリ牌を引き当てたのは…。
安部! リーチツモ七対子ドラドラのツモアガリで3000-6000のアガリ。
2着勝ち上がりの1回勝負でこのアガリは余りにも大きすぎる。
東2局 親・安部 ドラ
水巻が意外にも手牌をスリムに構える打を選択する。
とは2枚切れでほぼ安全牌。場も7巡目になり他家からリーチも飛んで来そうなので、カンとの縦重なりを捨ててでも後手で戦えるように手牌を狭く構える。
ドラもないこの手で共通安全牌が無くなるのを恐れたか。
他家から仕掛けもリーチ宣言も無く、場も中盤になり水巻の手もそこそこ戦える手に成長していきを暗槓!
ドラのを引いてイーシャンテンになり盤石な形。次巡水巻はドラのを重ねて