今日の丸山奏子は、まるこ？ ばつこ？ それとも、はなまるこ？　【Mリーグ2021観戦記10／21】担当記者：ゆうせー

開局に満貫を放銃したまま、なかなか突破口を見つけられない瀬戸熊を尻目に、女性陣がバチバチにぶつかり合う展開が続く。

南1局は丸山がメンピンツモドラ、1300-2600のアガリを決め、頭一つ抜け出す格好に。

南2局、

親番の丸山はを重ねて、

打。本日二度目の登場、2色両天秤のホンイツだ。ドラのを先に引いた場合は、役役ドラ1ルートもあるか。

丸山の手にはピンズがないが、

日向には大量のピンズが！ 5巡目にして、メンホンチートイツのイーシャンテン。仕上げてツモればトップまで駆け上がる。

次の手番の丸山、

をツモって打とする。マンズはドラメンツの可能性だけ残し、ソウズへ寄せていった。

そして、大物手が入っていたのは、丸山と日向だけではなかった。

瑞原もドラがアンコのイーシャンテン！

ただ、対面の日向は小考してを切ったあと、をツモ切り。日向がピンズホンイツをしている可能性を考慮して、瑞原はを先に処理したのだった。

「ポン」

動いたのは丸山！ 日向から打ち出されたをポン。愚形含みながらも、打としてイーシャンテンに。

今度は、

日向が悩む番だ。丸山はソウズを1枚も切っていない。役牌を鳴いて、自風のが余ってきている。

日向は、

押した！ 自分は3着目。このゴツい手をそう簡単にオリてはいられない。

そんな中、ドラアンコの瑞原の手に、

ション牌のがやってくる。瑞原は手にをとどめた。

字牌は枚数が少ないため、絞られると厳しくなる。なんとしてもアガりたいこの手。

瑞原は切り遅れて放銃するリスクを負ってでも、自分がテンパイして戦う手格好が整うときまでを絞る決意をしたのだった。

今度は、

丸山の手が止まる。

日向はを押してきている。ピンズのホンイツをテンパイしている可能性はある。

考える丸山。

一瞬、その手がに伸びた。

が、思い直してを押した！

日向と丸山のせめぎ合い。

瑞原もを押していく！

今度は丸山がを持ってくるも、

押した！ 皆一歩も引かない！

瑞原が、

をツモるも、

これを切ってイーシャンテンキープ。

それぞれの勝ちたい気持ちが、卓の上で激しく、そして美しくぶつかっている。