U-NEXT Piratesのパーフェクト・スター 瑞原明奈がMリーグの一番星になった夜【Mリーグ2021観戦記1/13】担当記者:ゆうせー

松本の仕掛けが入っても、

たとえ終盤に差し掛かっていても、

そして待ちがペンチャンであっても、瑞原は強気に勝負! リーチだ!!

この瑞原の攻めの姿勢が、

【7ピン】を手繰り寄せた! リーチツモドラ、1200-2200にリーチ棒も2本獲得。大きな収入だ。

実はこのとき、

園田には大物手のダマテンが入っていた。

他家の手も阻止する、まさに値千金のアガリ。

苦しい手を丁寧に仕上げたからだろうか、

東4局は宝のような手牌が舞い降りる。

ほどなくして【中】をポン。

【7ソウ】としてテンパイをとる。

親の近藤が切っていて、残り1枚となっている【白】は、

松本の手にあった。親番近藤の現物として持っている【白】。松本の手が整ってきたり、近藤からリーチが入ったりすれば打ち出される、この【白】

だが、瑞原のアガリ牌、【3ソウ】の方が浅かった。役満はならずとも、ホンイツ小三元ドラ1のハネマン。見逃す手はあるまい。

これで49100点持ちの大トップとなった瑞原。

南場に入っても守りに入ることなく、

南1局の親番は、さらに突き放すべく大物手のリーチをかける。

しかし、ここは瑞原の現物で待っていた近藤のアガリに。

お、怒ってらっしゃいます…?

南3局も、

近藤のリーチに対して、瑞原は、

単騎にしか当たり得ない【6ソウ】を切って、チートイツのテンパイをキープ。

同じくテンパイが入った園田が打ち出した【中】をとらえる。

手をいたずらに崩すことなく、しっかりとアガり切ることに成功した瑞原。

2着目園田の点棒を削り、3着目松本の親を終わらせ、そして4着目近藤のリーチを流すアガリに、実況の日吉も

「完璧だ!」

という感嘆の声を上げる。

オーラスは松本が近藤からアガって試合終了。

要所でのアガリを決めた瑞原がトップとなった。

これでPiratesは3連勝。

久方ぶりの首位まであと0.7ポイント。大逆転優勝を飾った2019シーズンのあの日から凍り付いた時間と栄光を取り戻すべく、Piratesの快進撃が続くことをファンは願っている。手を伸ばせば、きっと届く。

そしてトップを獲得した瑞原は、

見事、今シーズンの個人スコア暫定1位の座に。

まさに、そらに輝くキラキラ星。

瑞原は、控えめでシャイなPirates男性陣を明るく支える、一等星のような存在である。

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