2022年1月19日に新たな麻雀アプリがリリースされた。
タイトルは「麻雀一番街」。架空の都市を舞台に、プレーヤー同士が「住人」として麻雀を楽しんだり、コミュニティーを形成したりする、新しいスタイルのオンライン麻雀ゲームだ。
今回は、「麻雀一番街」の特徴などを紹介していこう。
■舞台
ゲームの舞台となっている「麻雀一番街」は、秋葉原など日本の現代都市をイメージしている。街中にある看板がアイコンとなっており、段位戦や大会、ショップなどには、看板をタップしてアクセスしていく。実際の時間とリンクしており、背景が昼と夜で切り替わるのが面白い。ゲームは日本だけでなく韓国、アメリカなどの60か国でもリリースされ、初リリースのバージョンには日本語、英語、中国語(繁)の3言語があり、世界中の麻雀ファンと対局することが可能だ。
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▲時間の流れで昼夜が変化する
ゲーム内ではキャラクターを使ってゲームを進行していく。各キャラクターにストーリーがある他、豊富なボイスがあるのも面白い。トップ画面でキャラをタップすると、いろいろなボイスをしゃべってくれる。中には、クリスマスやバレンタインデーなど限定の特殊ボイスもあるので、イベントのある日にはぜひチェックしていただきたい。
ゲーム内で使用する通貨は「一番券」というチケットと、「アウル」と呼ばれる硬貨。「一番券」はキャラクターやエフェクトなどを入手するためのガチャをまわすために使うもので、アウルは主に、上位卓での場代などとして用いられる。一番券は事前登録でもらえるほか、課金して入手することが可能。雑貨やアウルは、一番券で交換することができる。また、各種イベントやキャンペーンでもらえるケースもあるので、アクセス時にはメッセージが届いているかどうかをチェックしよう。
■段位戦
段位戦の卓は「新星」「霞月」「炎陽」「銀河」の4種類。段位は「初登場」から始まり、最高位の「天下一番」まで21種類あり、高段位になることで、より上位の卓で打てるようになる。上位卓は場代も高くなるので、勝って場代を稼いでいきたい。また、段位戦では3戦ごとに贈り物アイテムを入手できる。キャラクターは贈り物アイテムを贈ることで育成でき、育成が進むと新しい衣装などをゲットすることが可能だ。
■大会戦
大会戦では、公式戦と非公式戦があり、公式戦には誰でも一局戦と東風戦など多規模な定時定員のトーナメント制大会への参加が可能だ。暇な時間帯に速いスピードで、競技麻雀の醍醐味を楽しめることができる。さらに、企業が「麻雀一番街」とコラボして公式大会を開くことも可能とのことだ。(100名以上の公式大会の開催も可能)
また、「麻雀一番街」が開催する公式の大会の他、公式ではないながらも大々的に開催される大会、個人的に開く大会などがある。現在は個人戦の大会が友人ルームを兼ねているが、今後は友人戦専用のルームも開発される予定となっている。
■対局
段位戦は、基本的にはMリーグルールを踏襲したものとなっている。赤入り麻雀で、親しみのある人も多いだろう。
対局の操作感は非常にスムーズだ。摸打の動きも滑らかで、スタンプは一枚絵ではなくアニメーションするので、対局が非常に賑やかになる。また、ボイスを流すことも可能だ。局の最初にドラがアップになる、14トンを区切ってリンシャン牌を下ろすなど、実際の麻雀に近づけている演出もあって面白い。
満貫以上のアガリには、ド派手なエフェクトがつく。実際にアガって、どんなエフェクトが見られるのかは、アガったときのお楽しみだ。
また、対局中には相手のプロフィールもチェックできるので、その打ち手がどんな打ち筋なのかをチェックするのも面白いだろう。
■牌譜機能
「麻雀一番街」では、段位戦をはじめ大会戦内の公式戦、非公式戦などの多くの牌譜を残すことができる。その数は1000以上にもなるとのことなので、お気に入りの牌譜や、自分が気になった局面のある牌譜を残して、勉強などに役立てていきたい。
■プロフィール
「麻雀一番街」の大きな特徴と言えるのが、データ機能だ。自分の直近の成績など基本的なものはもちろん網羅しており、さらに自分のアガリの傾向なども細かくチェックできるのが面白い。たとえば、どの役を何回アガったか、何翻の手を何回アガったか、さらにはアガったときは門前なのかフーロなのか、リーチなのかダマテンなのか、ツモなのかロンなのか、放銃したときはどうだったかなどが、細かく数字として表れる。自身の麻雀を分析したい人にとっては、ぴったりの機能だと言えるだろう。
■アンバサダー
「麻雀一番街」には数多くの麻雀プロが入居することが決まっている。そして、渋谷ABEMAS・松本吉弘とU-NEXT Pirates・瑞原明奈という、2名の人気Mリーガーがアンバサダーを務めることになった。正式リリースの暁には、入居する多くの麻雀プロと麻雀を楽しめるだけでなく、松本や瑞原と対戦するチャンスもありそうだ。YouTubeチャンネルを設立し、配信イベントも行っていくそうなので、今後の展開に、ぜひ注目していただきたい。
\正式リリース開始/
本日より、#麻雀一番街 の正式サービスを開始しました!
みなさん、「麻雀一番街」にご入居おめでとうございます
▼iOS版https://t.co/Fp1pfzDYCy
▼Android版https://t.co/yTISDY3Q0O
▼PC版https://t.co/dE5OSPbUc5#RiichiCity #麻雀 pic.twitter.com/Snl5usugwL— 麻雀一番街【公式】事前登録受付中! (@RiichiCity_JP) January 19, 2022
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。