【西原理恵子 & 山崎一夫】平均着順にこだわり過ぎない!

二千点くらいのダマや、ワキの鳴きにつられて鳴き返して、やはり2ハンや3ハンをアガった時に、バイト君に言うことがあります。

たぬのアルバイトの勝敗はすべて店持ちにもかかわらず、マジメに打ってくれるのは嬉しいんですが、長期的全体的に見てアガリが必ずしも有利だとは限りません。

実際に起こったアガリは確率1つまり100%なので、とても魅力的です。
でも相手のチャンスをツブしたつもりが、実は自分の大きなチャンスもツブしているかもしれないんです。

確率100%二千点vs確率50%八千点とか。(失点の考慮無し)
他に良くみかけるのが素早い仕掛けで二千点のツモアガリ。

雀頭を切ってフリテンにすればホンイツのマンガンの可能性があるなど。
上家からロン牌が出た時もチャンス。チーしてフリテンにすればOK。

ホンイツ牌は5割り近く引いてくるし、他色のドラでも赤でもまあいいじゃないですか。
これを早めに意識してれば、現実のアガりの時点で、フリテン無しでホンイツのテンパイ、場合によってはアガリと言うことです。
ホンイツ牌は半分近くあるので、字牌の使い勝手は多少悪いですが実利的です。

アガリやすくて高得点で相手を牽制し、攻撃を受けた時のリスクにも耐えられる大きなメリットがあるんです。

長期と言うほどではありませんが、わずかにアガリを遅くしてみてはどうでしょう。
話がそれますが、オリンピックが近づいて来るにつれて、原発事故がまったく収束できないのが心配です。

原発は逆スロじゃないか。

というのがギャンブルライターをしての考えで、当たりを引くまでは(地元の方すみません)はチャリチャリと小銭が出てくるパチスロではないかと。

小銭と言いましたが、実際の地元では大きな雇用が創出され、公共施設の箱モノなどが電力会社のおかげで充実しています。
天井が近づいて来ても、今日小銭が拾えることに魅力がありすぎるようです。

 

次の事故の可能性は低いかもしれませんが、長期的な期待値は世界中の多くの専門家がマイナスになると見ているようです。

 

(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2017年10月15日号)

●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/

さいばら&山崎の でかぴん麻雀入門は毎週水曜更新!!(次回は4月6日更新予定)

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