これぞ
高打点飛び交う
乱打戦を制した、
滝沢和典の絶妙なる間合い
最強戦出場選抜マッチ】
観戦記者:東川亮 2022年5月11日(水)
Mリーグ2021-22シーズンは、KADOKAWAサクラナイツの初優勝で幕を閉じた。5月に入り、「Mリーグロス」なんていう言葉を見たり見なかったり。
「Mリーグ」×「麻雀最強戦」
特別コラボ企画◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
麻雀最強戦2022
Mリーグスペシャルマッチ
_____________◢『麻雀最強戦2022』
ファイナル出場1枠を賭けて
Mリーガーが火花を散らす🔥6月5日(日)午後3時~
アベマで独占無料生中継決定!— Mリーグ/プロ麻雀リーグ (@m_league_) April 26, 2022
そんな最中にあって、Mリーグロスを埋める格好のコンテンツとなるのが、6月5日に行われる「麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチ」。これはMリーグの8チームが1名ずつ選手を送り出して行われる、麻雀最強戦とMリーグのコラボ企画。優勝者にはファイナル行きのチケットが与えられるのはもちろんだが、各チームのファンにとっても、愛するチームを応援できるまたとない機会でもある。
KONAMI麻雀格闘倶楽部は、本対局に臨む選手を決めるにあたり、チームに所属する佐々木寿人・高宮まり・伊達朱里紗・滝沢和典による特別対局を実施することとなった。Mリーグの同一チーム4名が対局をするのは、シーズン中はもちろん、オフシーズンでもほとんど見られない試み。
しかもそこには、麻雀最強戦出場権という大きな付加価値が伴っている。
雀士のプライドを懸け、さあ、格闘しようじゃないか。
※特別対局は麻雀最強戦プロ予選ルールで実施、2戦合計スコアで競う
(3万点持ち3万点返し、一発裏ドラあり、赤なし、順位点5-15)
https://www.youtube.com/watch?v=uNuYUcP_mgM
【第1戦:高打点続出のインファイト】
特別対局は赤牌がないため、Mリーグルールと比べて打点は低くなる傾向にある。にもかかわらず、第1戦は全員が満貫以上のアガリを決める、高打点の応酬となった。
カン待ちテンパイを取っていなかった伊達が、を暗槓。ピンズの連続形を生かす、あるいはドラをからめての好形・高打点を狙う構想での進行か。
引きでのカン待ちテンパイは少々不服かもしれないが、ツモれば満貫スタート、裏ドラ2枚でさらなる打点アップも期待できる。局も後半に差し掛かるところで、ここはリーチで攻めに出た。
そこに寿人が追い付く。ピンフドラ3、ダマテンでも満貫の上に待ちのは伊達の現物でもあるが、お構いなしに追っかけリーチをかけた。
寿人らしいリーチ、寿人らしいアガリ。リーチピンフツモドラ3裏1、ハネ満ツモでまずは一歩リードを広げる。
東3局。
高宮は孤立のドラを引っ張り続け、重ねることに成功。自風で鳴けば役がつくので、ここはカンチャンターツを外していく。
鳴ければうれしい、しかし自力で暗刻になるのはもっとうれしい。ドラ3、高宮は静かに満貫テンパイをダマテン構えた。
高宮の待ちであるは、伊達の手からこぼれそうに見えた。しかし、一つ仕掛けている寿人がソーズをほとんど切っておらず、さらに場にはソーズの上があまり見えていないことから、全体に警戒をしてか、このを切らない。
ここは高宮が寿人から満貫を打ち取り、トップ目に浮上した。