第24試合 ルイス・キャミ― vs 千羽黒乃 vs 鈴木たろう vs 郡道美玲
第8節1~2試合目では首位だったチームアトラスが村上監督の連投で、2位との差を広げた。あとはポイントを守るだけで優勝できそうだ。しかし、他3チームに狙われている状態でもあり、他チームにチャンスがあればアトラスをラスにするように打つだろう。
次に出場選手を紹介しようと思うが、神域リーグは今回を除いて残り2節である。
最終日はランクSの選手は出場できないため、出場回数が足りないランクSの選手は9節に必ず出場する。この試合の出場選手で、ある程度、どんな選手が9節にでるのか、最終節はどんな選手がでるのか、予測ができそうだ。
私個人の予想では、最終節はランクCからAの選手で1人1回ずつ打つチームが多いのではと思っている。
東家スタート・ルイス・キャミー
これでアトラスは村上監督を除いてちょうど2回ずつ試合数が残っている。残り2日間1回ずつ打ったりするのだろうか。また、最終試合誰がでるのかも気になる。最後はランクAの選手をだすのが定石だと思うが、歌衣選手に暴れてもらうのも面白そうだ。
南家スタート・千羽黒乃
千羽選手と松本選手が1回ずつ出場権を残すことになる。
松本選手が9節で打つことになる。千羽選手が最終試合を打つなら、9節で因幡選手と渋谷選手で9節の残り2試合を打つことになるだろう。
西家スタート・鈴木たろう
鈴木選手は「ゼウスの選択」と呼ばれることもあるように、普通の人が見逃してしまうような思い切った選択をよくする。チームの点数が少ないと麻雀の選択肢が少なくなってしまうが、幸いチームゼウスはアトラスに一番近い。まだある程度自由に打てるのではないだろうか。
北家スタート・郡道美玲
アキレスは取れるトップをがんがん狙いにいきたい状況だが、なんと多井監督が3回出場権を残している。つまり次節は多井選手の3連投だ。これならば、安心して無理しすぎず打てるのではないだろうか。郡道選手がポイントを減らそうが、多井選手の3試合で何とかしてくれるはずだ。
おのずと最終日は残りの咲乃選手、天宮選手、郡道選手が1回ずつ出場することになる。
鈴木たろう選手が・・・最後にこの表情に。何があったのだろうか。
【東2局 ゼウスのターツ選択】
鈴木選手が早くもイーシャンテンから、ドラ受け両面のできるを引いてきた。
を切ると好形確定で一番広くなる。
ゼウスの選択は落としだった。たしかに切りが一番広かったが、を両面で固定するような形にして、間接的に打点をみた選択だ。また、最終形の良さと、を3枚もっていることによる待ちの強さを考慮したのだろう。
ちなみに、打とするとテンパイする牌は28枚。打は22枚で、三面張になる可能性もある。
この選択が大正解で、をツモって最高のツモあがり。
ターツ選択を正解した鈴木選手が最初に前にでる展開となった。
【常識にとらわれないゼウス】
東4局、ドラは、をしかけて両面両面の手になった。
しかし、ゼウスの選択は両面にとらず、を2連続ツモ切り。
が3枚切れていることにより、の受け入れよりもや引きの変化をみたのだ。これが、いいのかはわからないが、普通なら選択肢にすら入らなさそうだ。鈴木たろうの引き出しの多さがでている。
結果はそのままカンでアガりきった。
【アトラスのポイントを守るルイス選手】
南1局、親番のルイス選手が仕掛けのきく嬉しい手だったが、郡道選手から早いリーチがかかる。名前がめでたい名前ということでつけた「徳川家康将軍」になっているが、郡道選手である。この名前で2連続トップ中なのだから、しばらく名前は変えないだろう。
親番ですぐに満貫くらいになりそうだったルイス選手だが、ホンイツになるも打って守備的に打っている。現在首位チームゆえの選択でポイントを守ろうという意識が伺える。
上家から西がでたがを打ったからには当然これもスルー。
を引いてを切ればテンパイとなるが、これも当然切らず、安牌になったを打っていく。
アガリを逃した形にはなったが、ポイントを守る一貫性のある打牌がみれた。
ここで安牌に困ったのが鈴木選手だった。どうせ切るなら1巡通せばもう一度通せる対子を選択。そのなかで端よりの打を選んだ。ルイス選手にも安全そうだ。