堂々、真っ向勝負の叩き合い！ 棋士・鈴木大介、プロ雀士を薙ぎ倒す圧勝劇！ #麻雀最強戦2022 【 #男子プロ王者の帰還 】観戦記【決勝卓】担当記者 #増田隆一

嵌の役なし、ドラなしを即リーチ。裏1で3900を前田から打ち取ると…

当面、ポイントが1番近い醍醐の先行リーチに全面戦争で追っかけリーチ。

醍醐

鈴木

これには驚いた。

①醍醐へ直撃を打たなければ、かなりトップを取れそう
②醍醐が自風を暗カンしており、現状のポイント差を考えても満貫クラス以上はありそう
③ドラは対子とは言え、新ドラは生牌

と、パッと思い付くだけでもリーチをしない理由がこれだけ出てくるのだ。

最早、鈴木の「攻め切って勝つ」勝負師としての覚悟と執念が凄すぎたとしか言いようがない。

当然のように鈴木の手元に踊る。

諦めたかのような表情の醍醐。

最早、これが最後のダメ押しとなるアガリだったのだが、鈴木は更に緩めず7700は8300を加点。

最後の最後まで、「攻め切って勝つ」を体現した鈴木の覚悟と執念、そして強い精神力を見せてもらったと思う。

個人的には「ファイナル」でも鈴木劇場を見たい気持ちと、麻雀プロに意地を見せて欲しい気持ちと両方あるけれど…

鈴木大介さん、おめでとうございました。