丸山「やめてくれ、もうやだホントにやだ。許されないんだけど」
「………」
瑞原選手に絶好のが到着してドリブンズの控室に流れた張り詰めた空気。
タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・ドラ2。
たろう選手から直撃するか、ツモれば再逆転のテンパイが瑞原選手に入ります。
ここでたろう選手以外からが出た場合に見逃すか問題発生です。
松本選手が真っ直ぐアガリに来てないので時間の猶予はありそう。
瑠美選手からは仕掛けが入っていて、親リーチの心配はゼロ。
3番手4番手と点差がかなり離れていて、着順ダウンは気にしなくて良さそう。
ピンズが場に安く、たろう選手から出てもおかしくない。
たろう選手が下家なので他から見逃しての山越ロンも狙える。
全てが見逃し良しと背中を押しているような状況が整いました。
山には4枚残り。
丸山「全部王牌にいてよ」
瑞原選手がテンパイした時の残りツモ山40枚。見えていない王牌13枚の中に4枚残ったが全て入る確率が11/4505。およそ0.244%。
その確率を…
超えてきた!(確率は超えていません)
丸山選手の祈りが通じたか、王牌に4枚ともが収まって親の瑠美選手もテンパイ出来ずに終局。
流局後、瑞原選手の開かれた手牌を確認して安堵の表情を浮かべるたろう選手。
最もトップを欲する男に今シーズン初トップが届きました。
日本プロ麻雀連盟所属16年目。
一日中麻雀観るか野球観るか漫画読むかして、たまに寝る。
Twitter:@koshishi0610