それぞれの選択【Mリーグ2022-23観戦記3/21】担当記者:越野智紀

チームのためにと攻守を選択していた松ヶ瀬選手でしたが、この日は厳しい展開が続きました。

一方、松ヶ瀬選手より遥かに険しいMVPへの道が提示されていた園田選手。
条件となる92,000点以上のトップは今シーズン187試合のうちクリアされたのが1回のみという高難度案件。

ただチームの敗退がほぼ決まった状況で、それでも応援してくれるファンのためにと

通常の放送時間を終え「続きは麻雀LIVEチャンネルで」となるまで最後の親番で連荘し続けるぞと、

「タイムアウトのない試合のおもしろさを教えてあげますよ」

そう意気込むも、内川選手に電光石火のアガリ。
MVPへの橋が崩れ落ち、親番の無くなった園田選手に残された局数は3つ。

「この状況で何をすればいいのだろう」

園田選手は葛藤をしていました。

南2局

松ヶ瀬選手の親番に立ち塞がったのは

松本選手と内川選手。
この二人に与えられた使命は同じもので、チームを4位以内にすることでした。
内川選手は23,300点の3着まで、松本選手は▲30,800点の4着までOKという状況。

なんとか二人を足止めしたい松ヶ瀬選手でしたが

多少の放銃は耐え切れる松本選手が攻め手を緩めず、2本場まで粘る松ヶ瀬を振り切って親を落としました。

親番の無くなった松ヶ瀬選手・園田選手に残された局数は2つ。
MVPを目指す麻雀を打っていた園田選手でしたが、それは2局連続で役満をアガっても満たさない条件になってしまいました。
どこへ向かえばいいのか葛藤した先に見つけたのが

応援して見てくれる人のためにガムシャラにトップを取りに行く姿勢を見せるという道。

今まで縁の遠かった裏ドラを乗せて

頭ハネをする側にまわり、2局連続のアガリで逆転トップ。
園田賢は、赤坂ドリブンズは弱くないぞと。
応援してくれているファンに見せることができたのではないでしょうか。

それでも試合終了直後には、この道が本当に正しかったのかと自問自答を繰り返していた園田選手。

どう進めても賛否が出る席に誰かが座らなければならない状況があります。

勝ち上がりの可能性が無くなった時に何をするべきか?
昔から言われている問題なのに、いまだに解決していません。

選手を守るために、チームから指示を出すといった方法も良いかもしれませんが

そこは選手の生き様が見れる貴重な時間。
来年も是非、悩みながらカッコいい麻雀を打つ姿が見れることを楽しみにしています。

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