結果は茅森から高め8,000の出アガリ。
相手の心理状況も汲み取ったリーチ判断を披露した。
【第3問】
難易度★★★☆☆
東3局2本場 供託2本
点棒状況的にはまだまだフラットだが、供託2本の所にもう1本リーチ棒が飛んできたシーン。1,300点の愚形待ちだが…。渋川は何を切った!?
A.ツモ切り B.切り C.切り
【解答・解説】
A.ツモ切り
渋川
「まず前提ですが、現状テンパネして1,300点… ではなく2本場に供託2本。更に日向さんのリーチ棒合わせて合計4,900点のテンパイなんですよ。つまりオリの選択は現状ないですね。かどっちを押すかだけど。①4,900を5,900点にする価値があまり高くない②切ってカン待ちにした方がリーチの中筋になって出アガリ率up③が4枚見えなのでカンチャンに当たらない分の方が放銃率が低い。以上を踏まえてツモ切りの1択です。」
放銃となった時、ドラをまたぐの方が打点を伴いやすい。
しかし、通した後のアガリ率や牌理を使った放銃率を瞬時に判断する渋川。
渋川
「その後のや、は気合いで切るんですよ。こっちは4,900点のテンパイしているんだからと言い聞かせて。」
何気ない選択ではあったが、気持ちの籠った見事な追加点となった。
【第4問】
難易度★★★★☆
東4局
タンヤオ系でまとまりそうな手牌だが、赤もドラもない。ましてや下家の勝又が不穏な捨て牌…。渋川は何を切った!?
A.ツモ切り B.切り C.切り
【解答・解説】
C.切り
渋川
「この手牌は赤もドラもないので、まずは安全を買いたいなと。勝又さんはソウズの一色か国士か分からないけど、二人に明確な安牌のは残す選択となりますね。後はとが一枚ずつ見えてしまい、マンズのブロックが弱くなったのと、フリテン上等でソウズ周りから役ありタンヤオ移行を狙って切りかな。」
そしてフリテンながら思惑通りのテンパイ。
しかし
渋川
「…。」
当初予定していたリーチとはいかなった。
その理由がこちら。
注目は勝又の捨て牌にある。
マンズとピンズの切り出しから変則手が他三者の共通認識だろう。
しかし、焦点は日向が8巡目に放った4枚目の。この時点で勝又の目にも国士無双は否定されているのだ。
それにも関わらず、七対子なら絶好の1枚切れのが余ると、更にの手出し。
渋川
「現状は誰からリーチきてもオリたいのと、勝又さんがソウズのホンイツに見えてが固まっていると思ったら… ヤミテンの700・1,300は許せるかなと。」
ところが、その正体は…
軍師・勝又
渾身の“渋川フリテンリーチ封じ”
その策に踊らされているとはまだ気付いていない渋川は
ツモ・ピンフ・タンヤオ・赤
1,300・2,600
ヤミテンでのツモアガリとなった。
対局後の配信振り返りでは
渋川
「なんだよ! これは勝又さんが悪い。古(いにしえ)の技だよ!!」