そう、あのオーラス──
誰もが夢を見たんだ。
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2024年3月21日
東家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
南家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
西家:猿川真寿(BEAST Japanext)
北家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
レギュラーシーズンは最終盤へ。
セミファイナルへ進出できるのは、6位まで。
最後の椅子を争う、7 8 9位の激闘。
この試合のオーラスは、見る者の目をとらえて離さなかった。
トップ目でこの局を迎えたのは、
9位フェニックスの魚谷。
序盤から臆さずに、まっすぐ進めて、
迎えた7巡目。
魚谷は、
魂を込めて、を河に放った。
アガるなら、高く。
トップなら、大きく。
守備駒とともに恐怖心を切り捨てた魚谷は、
11巡目には、タンピン含みのイーシャンテンを組んでいた。
一方、2着目は、
7位BEASTの猿川。
欲しいのは、5200以上の出アガリと、800-1600以上のツモアガリ。
配牌は、
まばらな数牌群の左にそびえ立つ、のアンコが心強い。
一途に材料をかき集め、
中盤を終える頃には、イーシャンテンへとこぎつけた。
そして、3着目、
2巡目に、
この形を手にしていた。自風のがアンコで、他にトイツが3つ。
縦の手を本線に、本田はペンチャンを落としていった。
次の手番で、
がアンコに。
胸をざわめかせるツモだ。
だが、ここからがなかなか進まない。
中盤には、2枚切れとなったドラをリリース。ここでもまだリャンシャンテンのままだ。