【 #神域リーグ2024 第9試合観戦記】愛に溢れる監督、その漢の名は“村上淳”【文 ゆうせー 】

次の巡目には、

【4ソウ】を引き入れてリーチ!

「…リーツァ」

とボソっとつぶやいていたのが面白いw

仲林のネタを愛用しまくるゴモリーに釣られて、村上は「リーツァ超人」になっていたw

これをツモって3000-6000。

50000点近くまで持ち点を稼いだ村上は、

「守備超人」モードに入る。

東4局は、下家から出た【發】を、

スルー!!!

「村上は鳴かないんですよ。なぜなら…

「カンチャンがあるから」

村上は2枚目もスルーして、

ツモアガリを見送る道を選んだ。

このように、徹底して「持ち点を大きく減らさない」ルートを進み続けて、

「放銃しない安定感」とともに、最後の最後まで持ち数をキープ。

村上がトップを守り切ることとなった。

「こういう半荘が得意」

と言っていた村上。

村上は、神域リーグの中で監督として、自分の武器を歌衣メイカ、風見くく、朝陽にいなの3選手へ熱心に伝えている。

思えば、村上がこの試合で見せた手順は、全て「チームメイトに教えてきた」ことではないか。

村上のもとで3戦連続神域リーグに出場しているメイカは、

愚形を払って「変化を望みながら」、価値のある手を作ることを最早「得意」としている。

この日の1試合目も、ここから二度受け【1ピン】【2ピン】ペンチャンを払って、手牌にゆとりを持たせていた。

また、風見くくは、

2試合目に、愚形でテンパイしてから1巡考えたあと、打点上昇を狙い、リーチに踏み切っていた。

だんだんと、「思考」と「リーチ判断」が馴染んできているように感じる。

そして、朝陽にいなは、

日頃から、「ク○鳴き封印」を目標に、仕掛け基準を修正している。

バラバラの手からの役牌のポンは激減し、安定感が増した。

このようにアトラス全体としての麻雀の指針、「アトラスイズム」が、村上の愛ある指導と選手の努力によって、出来つつあると思う。

村上は、愛情と感受性の強い選手だ。

神域リーグで興味を持った方は、色々なプロの放送対局も見てみて欲しいのだが、

村上淳は、

2018-19Mリーグにおいて、思い通りにいかない悔しさと、優勝の喜びを同時に味わっている。

神域リーグでも村上は、チームアトラスに愛を注いで、「苦楽をともにし、全員一丸となって優勝しよう」と思っているに違いない。

この村上のトップで、

チームアトラスは圧倒的首位に。

そして、

なんと全員がプラススコアに。

優勝に向けて、視界良好だ。

(オマケ)
先程の写真は、ファイナルシリーズ「1日目」(全8日)のものである。

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