東家:鈴木勝(チームグラディウス)
南家:龍惺ろたん(チームヘラクレス)
西家:ゴモリー(チームアキレス)
北家:村上淳(チームアトラス)
歓喜のドラフトから、はや3ヶ月。
神域リーグ2024の「シンデレラガール」ゴモリーは、
バカ勝ちしていた。
その勢いは「麻雀=ゴモリー」なのではないか、と噂されるほど。
彼女はまさに爆進していた。
5節となるこの日は、3試合目に登場。
東1局に、
いきなり赤が1枚、ドラが2枚ある勝負手が入る。もうイーシャンテンだ。
「大丈夫」
と、ひとつ呟いて、ゴモリーは、
を河に放った。
裏目となるを引いても動じずに、タンヤオで仕掛けてアガるルートも残した。
冷静なゴモリー。
だがしかし、
“チュピ”
ネット麻雀特有の効果音とともに、現れたのは「4枚目」となるドラの。
「ちょっと待って…」
これにはさすがのゴモリーも焦り顔。
ここは一旦、を切った。
せっかく観戦記でとりあげているのでマンズの形をざっと説明しよう。
切り分けて考えていくのがいい。
++と分けると、カンチャンのとリャンメンの–とトイツのが欲しい形と分かる。
また、+++と区切れば、とのくっつきを待っているイーシャンテンとも考えられる。
他にはを引けばを切って、
のテンパイとなる。
これは、
+の–待ちと、
+の–待ちを合わせた、待ちだ。
というように、こうして記事で取り上げるにも難しい形なのだから、これをリアルタイムで把握するのは大変だ。
では、
この待ちは何だろうか???
文字通り、テンパってしまうような状況でも、
ゴモリーは落ち着いていた。
丁寧にアシスト機能で確認。を切れば、マンズは、
+となるので、部分と合わせて、待ち(は自分で4枚使っているので無い)だ。
解説の仲林が、「を切るとカン待ちですねー」と補足するかしないかのタイミングで、
「リー…」
「ツァ!!」
仲林があらわれた!!
この時期に見るには、少々暑すぎる画面ではあるが、
仲林直伝の「リーツァ」を放ったゴモリーは、
なんと一発でツモ!
今宵もシンデレラのステップは止まらない。