だが、「にいなの逆襲」は、ここからだった。
親番の南2局1本場、
にいなは1枚切れのペン待ちで、三色の役ありテンパイを入れる。
果敢にリーチを放ち、
ツモアガリに成功!
この一撃で、渋川を抜き去る。
そして、親が落ちたあとの南3局が秀逸だった。
上家のたろうが2副露、下家の渋川が1副露。
両Mリーガー仕掛けているなかで、
にいなは、
打とする。
「(二人に打ちづらいピンズの)を残して⸺
「タンヤオテンパイをとりにいくのが良さそう!」
そう言って、を重ねた後、にいなはをチーした。
狙いはタンヤオだ。
さらに、が打たれた。
これをポンすると、両脇に通っていないドラそばのが出ていってしまう。
にいなは、
「許して!」
クリックする手に力を、そして自身の選択に願いを込めながら、をポンして前に出た。
に声がかかる。
「ポン」
副露した後、渋川は、
を切った!
これは、
にいなのアガリ牌だ!
このとき、
「カーーーーッ!!」
と叫んだ渋川が、悔やしがりながらも、どことなく嬉しそうに見えたのは私だけだろうか。
「昔の男」渋川難波を倒した朝陽にいな。
あとは、長尾の親をまくれるかどうかだ。
奇しくも前回と同じく、
(前回の写真)
テンパイノーテンで着順が入れ替わる、大接戦のオーラスが勝負局となった。
「リーヅモでOKなら…」
と、にいなはドラのを打っていく。
そして、
11巡目にテンパイ!
しかし、
がフリテンとなっている…!
にいなが出した結論は、
フリテンでもリーチだった!
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