【 #神域リーグ2024 第21試合観戦記】にいなは今、最上級にかわいいの!【文 ゆうせー 】鈴木たろう vs 朝陽にいな vs 渋川難波 vs 長尾景

ダマの【7マン】ツモでは、トップまで届かないのだ。

条件を把握した上で、思い切って勝負に出た。

しかし、

「1個しかない」

と村上がつぶやく。

なんと、にいなの待ちは山に【7マン】が1枚だけだった。

このとき長尾は、

好形のイーシャンテンであった。

どうなる…

にいなが一発で持ってきたのは、

ラス牌の【7マン】だ!

もし、1巡でもリーチをためらっていたら、この逆転劇は生まれていない。

そして、にいな視点の放送アーカイブをぜひ見てほしいのだが、

「パチン」

この瞬間、にいなが打った高らかな手拍子の音は、まさに「歓喜の響き」であった。

「渋川監督見てるーーーー!!??」

「長尾くん見てるーーーー!!??」

「やったぜ!にいなトップとったぞ!うおおおおお!!!!」

にいなが叫び、

「うおおおおお!!アメイジング!!アメイジング!!」

と楽屋が揺れる(「アメイジング!!」と言っていたのは、書かなくても分かるかもしれないが主にメイカだ)。

そんな、朝陽にいなの「逆襲劇」であった。

試合後に長尾は、

「今回もヒリついた感じで、にいなさんとやるのがめっちゃオモロい!」

と、ナイスゲームを一緒に作り上げた相手への敬意を表していた。胸にあふれるパッションが言葉の端々から感じられる、いいインタビューだった。

一方、渋川は、


「たろうさんとトップ争いをして、なんとか逃げ切れた」

と、謎に記憶を無くしながら、


試合後には悔しさをにじませていた。

そして、朝陽にいな。

ライバルや師匠を倒し、悔しい思いをした「過去の自分」を乗り越えられたからこそ、


今、最上級に可愛く、強くなって、輝いていた。

まるで、真夏の太陽のように。

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