【 #神域リーグ2024 第23試合観戦記】神域リーグは私の舞台！　笑顔満点な女怪盗　その名は #ルイス・キャミー ！【文 #後藤哲冶 】

全員連投。

神域リーグ初となる事態が、第８節第２試合に巻き起こった。
第１試合の終わりに４着となったルイス・キャミ―が連投を宣言すると、次々と選手全員が連投を宣言。

規定上もうあと１回しか出場機会が残っていなかったアキレス監督多井ですら、長尾の煽りに応えるような形で連投をする事態となった。

そんな流れの発端を作ったルイスキャミ―。
ルイスは第１試合の終了直後、悔しい気持ちを堪えてこう語っていた。

「もしね、渋視点『いやこれ熱続行になってる』って思ったらちゃんとストップ入ると思うんで」
「これで、速攻OKサインくれたら、もっかい行きます。信じてくれた、渋のために」

熱続行(あつぞっこう)というのは、悔しさのあまり、正常な判断ができなくなっている状態で続ける事。
そうなってしまっては、ベストな打牌ができないと思ったルイスは、監督の渋川に判断を委ねたのだ。

そしてそんなルイスの言葉を受けて渋川監督は

「行ってこい！」

そう、力強く送り出したのだった。

崖っぷちのグラディウス。
ルイスの連投で踏ん張ることができるか。

第８節　第２試合

東家　ルイス・キャミ―（チームグラディウス）
南家　歌衣メイカ　　　（チームアトラス）
西家　長尾景　　　　　（チームヘラクレス）
北家　多井隆晴　　　　（チームアキレス）

東１局は多井が2600をアガって、東２局

ルイスが良いを引いてイーシャンテン。
仕掛けも入っていて少し怖いはずだが、ここでドラの発を迷わずリリース。

その発を鳴いたのが、第１試合トップの歌衣。
これでイーシャンテンだ。

ルイスにテンパイが入る。
リャンメン待ちのリーチタンヤオ赤１は当然リーチへ。

その直後、歌衣にもテンパイが入ってしまう。
を引いてのテンパイは、を切っての待ち。

「さっきのは無かったことにしような！」

しかしそのは、ルイスへの一発放銃となってしまう牌だった。
ルイスが第１試合の借りを返すべく、まずは重い8000点のパンチ。

続く東３局も、ルイスと歌衣がぶつかる。

まずは歌衣がこのをポンして発進。
トイトイドラドラの8000点以上が確定している高打点の手だ。

ルイスもじわじわと手を進めていく。
のトイツ落としで、タンヤオピンフ系の手を目指した。

先にテンパイを入れたのは歌衣だった。
を引き入れてのシャンポン待ち。
をツモれば、トイトイ三暗刻ドラ３で、なんと倍満。

「ただでさえでけえの振り込んでんだから、これくらいアガんねえと始まんねえだろ！」

この時ドラのは２枚山に残っていた。

ルイスが追い付いた。
はタンヤオこそ崩れる牌だが赤２枚入ってのピンフなら申し分ない。
切りリーチを打つと。

「メイカちゃんいつもありがとう！（煽り）」