【 #神域リーグ2024 セミファイナル 第2試合観戦記】因幡はねるの驚愕【文 ゆうせー 】

【6ソウ】を呼び寄せた!

グラディウスを応援する者は皆、歓喜の言葉を叫んだ。

4000-8000のツモアガリで、

はねるは2着浮上。

驚愕の追い上げだ。

さっきまで、-1000点だったではないか。

因幡はねるが、伝説になろうとしている。

南1局の親番、

役牌を仕掛けていたはねるは、渋ハルのリーチを受けながらもアガリへと向かう。

「ツモ」

ここは、渋ハルのツモアガリ。

はねるの親番が落ちてしまった。

しかし、オーラスに、

リーチを受けたはねるは、ここから、

七対子のテンパイを入れる!

これで満貫をツモれば、はねるのトップだ!

南4局1本場は、

上家から出た【6マン】を、

「チー」

鳴いて、手をタンヤオへと切り替えていく!

赤、ドラドラで条件となる打点はクリアしている。

「ロン」

しかし、はねるの目の前を、にいなのアガリが横切っていった。

はねるは2着。

セミファイナル最終戦での、

グラディウスの条件は、ゼウスと170.5差を逆転するという厳しいものになってしまった。

そして、因幡はねるは今シーズン、神域リーグでトップをとることが出来なかった。

それくらい、牌のめぐり合わせが悪すぎた。

8本打って3着が5回あり、我慢の展開を強いられることが多かった。

そんな苦しい苦しいシーズンの最後に彼女は、こう綴った。

「麻雀くんのことは、嫌いになれないんだよなあ!」

神域リーグの視聴者は忘れないだろう。

厳しい牌勢の中でも、ずっと笑顔で明るく打ち続けた、因幡はねるという一人の打ち手を。

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