更に目を疑ったのはオーラスの南4局の立ち回り方である。
タカキに3着浮上を許してしまう3,900のテンパイが入ってしまったこの局。
それも今回は2,600点差とノーテン罰符でも着が入れ替わってしまう絶体絶命なのだ。
流石のシンゴも今回ばかりはキツいと判断し、受けながらの進行となる。
万事休すと言った印象。
だがしかし
それは数巡後、間違いだったと気付かされる。
仲林
タンヤオ・赤
500・1,000
この局、厳密には降りていたのでは無かったのだ。
シンゴは突如として“魔物使い”に変身すると、仲林を攻めの道具として利用しながら一心同体に戦っていたのである。
その姿は…伝説の勇者!? それとも“天才”なのか…。
まだレギュラーシーズンも1/3が終わったばかり。
その謎が、残りの2/3の中で解き放たれることに期待したい。
エピローグ──Mリーグ・未来への期待──
七五三が子供たちの成長を祝う行事のように、本日の試合も未知なる可能性を感じさせてくれる試合であった。
また、そこに新加入メンバーや成長著しい選手達の活躍も合わさって、更にMリーグに新たな風や光が宿っていく。
そして、それが麻雀界全体の未来を照らしてくれるものになるだろう。まだまだ冒険は始まったばかりだ。
\ほぼ毎日4コマ最新⑤巻 好評発売中/