……もしかしたらMリーグは
とんでもない怪物を
起こしてしまったのかも
しれません
文・渡邉浩史郎【曜担当ライター】2022年12月16日
第1試合
東家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:瑞原明奈(U-NEXT Pirates)
北家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
本日の一戦目。
あの多井をして、今まともにぶつかり合いたくないと言わしめた上位三傑。
そのうちの二名が激突することになった。
相まみえると必ず天が裂け、地が割れるような大勝負となる個人スコア上位対決。見ていこう。
【東1局】
早速本田に手が入る。
配牌役牌ドラ暗刻! 一発で勝負を決めかねない超ド級の配牌だ。
相対する瑞原も決して悪くない。ここはスピード勝負で本田を封殺していきたいところだ。
しかしこの局先手を取ったのは魚谷。を引いたのならばと即リーチに打って出た。
これを受けての瑞原。安全牌ならとあるが……
真っ直ぐを打ち抜く! 愚形2つ残った役なしドラなしのイーシャンテン。本田との直退も意識してか、しっかり前へ踏み切った。
本田も押し返し十分という形になってきたが……
ここは魚谷が逃げ切り。1000・2000のアガリで躱していった。
続く【東2局】は瑞原が先制リーチ。
親の魚谷が追っかけリーチという局面に……
本田が回って追いつく! 本田自身のツモ番こそないが、魚谷・瑞原両名がリーチで強制ツモ切り状態のため、こちらもリーチに踏み切った。これがなんとこの巡目に山に三枚!
しかしここはアガリが発生せず、流局。常に瑞原か本田か、どちらかから打点も待ちもある手牌が襲い掛かってくる状況。白鳥・魚谷からすればたまったものじゃない。
【東2局1本場】
供託が三本落ちている状況。ここで本田は切りを選択。
まだターツが足りていない中、イーペーコーがあるとはいえの二度受けを残すのは窮屈。
それよりも字牌を持つことで安全度+他家への絞り+重ねての供託回収も見た一打。
を引いて、一瞬に手が伸びかけるが今切れたを切る。
を切っていたらあわや台無しのをしっかり捉えて聴牌! 親の魚谷のリーチの一発目だが、打点でリーチに踏み切った!
これが山に四枚、一発で供託全てを刈り取るツモ! マンガンのツモアガリ+供託5本で瞬く間に35000点を超えての抜けたトップ目だ!