一発目、クリスマスケーキみたいなが園田の元に。メリークリスマス!
ちなみにこの試合、園田は3回の放銃を記録したわけですが、
前述した東2局1本場、萩原へのハネ満。
東3局1本場、仲林への3900と、
放銃牌は全部でした。クリスマスになんなん、いや、ホントに。
迎えたオーラス、萩原はを引いてテンパイ。567三色が崩れてタンヤオもつきませんが、ピンフドラ1あればじゅうぶんとばかりに親リーチをかける人が大半だと思います。
ですが、萩原はこのテンパイをダマテンとしました。2900をアガるだけでは状況はそれほど変わりません。しかし、この手は一手変わりでタンヤオや三色などが絡んで打点が跳ね上がる可能性を秘めており、ピンズの切れ具合から狙いの牌もまだ山にあると見て、萩原は手牌のさらなる変化を追いました。待ちが攻めてきそうな勝又の現物ということも、判断材料の一つにあったそうです。
次巡、勝又がチートイツでテンパイし、を暗刻から切ってリーチ。
出るなら、しかもリーチ宣言牌ならなおさらアガります。萩原が2900で親連荘。勝又のチートイツは、ツモでも直撃でも萩原をまくるには一発か裏ドラ条件。となれば、萩原がリーチをしていたら分が悪く逆転の可能性も乏しいだけに、切りテンパイは取らなかったかもしれません。
萩原は2着でこの試合を終えました。ここ8戦は全て2着以上、個人ポイントをプラスにしたところで年内を締めくくることになりそうです。チームはプラスマイナス0付近をキープしていますが、ここから一気に上に突き抜けることがあれば、それは中盤戦でチームポイントを支えた萩原の奮闘があってこそと言えるでしょう。
2025年、反撃に向かって「RAIDEN GO」!
Ken Yokoyamaさんが書き下ろしたTEAM雷電のチャンステーマは、配信シングルとして本日リリース。キャッチーなメロディーやコール入るとことか、サッカーや野球の応援曲みたいで僕は好きです。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。