棋士と雀士の二刀流
鈴木大介が咆哮する──!
南場トップ目から放った
ウルトラ無筋
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2025年9月18日
南3局1本場。
点数状況は、

このようになっている。
あなたは、

ここから、リーチに対して、無筋のを押せますか?
第2試合

東家:小林剛(U-NEXT Pirates)
南家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
西家:鈴木大介(BEAST X)
北家:浅井堂岐(セガサミーフェニックス)
この記事の主人公は、

鈴木大介。
プロ棋士、そしてプロ雀士でもあることと、パワフルな雀風から「二刀流ブルドーザー」と呼ばれている。
髪の色に注目していただきたいのだが、

試合用の写真を撮ったときと、今とではガラッと変わっていることが分かる。
昨シーズンは、

所属しているチーム名の「BEAST X」を意識して、Xを刻んだヘアスタイルにすることもあった。
チームを、そしてMリーグ全体をあらゆる面から盛り上げようとする気持ちが伝わる。
そんなBEAST Xは今期、メンバー2名を入れ替え、

新生BEAST Xとして、再出発。
新加入選手の一人、東城りおは、今日が誕生日。
この日、1戦目に出場し、

惜しくも3着となった。
続くこの2戦目は、鈴木大介が今期初登場。
東2局には、

をポンして、赤赤ドラドラを使った8000点のアガリを決める。これで大介がトップ目に。
大介がリードをキープしたまま、迎えた南2局。

役牌のをポンした大介は、

ここから1枚切る番。
大介は、

を打った。
YouTubeの検討放送では、切りも
もどちらも選択肢としてあった、と大介は話していた。
その中でを打ったのは、
という「片方が鳴ければ、もう片方も場に放たれやすくなる」並びシャンポンが十分に強いこと、その延長線上にマンズのホンイツがあったことを挙げていた。
なるほど。ならば、ホンイツ・オブ・トイトイまで見据えて、の重なりを強めに考えたのにも納得だ。
の伸び以外にも、染め手の分岐が増える。