瑞原明奈「ウラ3ネキ」爆誕!も、逆転は繊細な一打にて【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 9/22 第1試合】担当記者 千嶋辰治

寿人は入り目【8ソウ】をノータイムでぶった切って応戦。
両者の対決は、

茅森がど高めの【赤5ピン】を掴んでしまい寿人に軍配。

再びトップ目に返り咲きました。

そして、勝負は南4局へ。

点数状況は上位が大混戦。
瑞原は寿人まで2,100点、3番手の日向も満貫ツモでトップへ突き抜けます。

ドラは【1ソウ】

2,100点差を追いかける瑞原。【發】がトイツで手に入りましたが、仕掛けるとこのままでは役が足りません。

そこへドラがやってきました。
さらに、

【赤5マン】をツモ。両方使い切ってのアガリならば瑞原の逆転トップが叶います。

7巡目、

目下ラス目の茅森。
【5ソウ】がトイツになったところでペン【3マン】のターツを払ってチートイツのイーシャンテン。
しかし、「レア役ハンター」を自称する茅森にはチートイツは眼中になく、狙いはその先のリャンペーコーか?
とにかく打点が欲しい茅森。その時を待ちますが、

次巡にツモったのは瑞原が仕掛けたい【發】
さらには、

親の寿人が仕掛けたい【南】も持たされています。
どちらを切っても上位陣の仕掛けを許してしまう格好ですが…

次巡、茅森に待望の【3ソウ】降臨。そして茅森の指は【發】を選びました。

瑞原が【發】を仕掛けて打【8ソウ】としてイーシャンテン。

同巡、日向が切った【2ソウ】にポンの声は寿人。

瑞原の仕掛けを黙って見ているわけにはいかないため、速度を合わせに【南】バックで発進しました。

先にテンパイを入れたのは瑞原。

マンズが両面に変化した後に【3マン】ツモ。
寿人が【2ソウ】をポンしているため、ここはドラ単騎に受けました。

そして、このゲームのハイライトがこちら。

次巡に瑞原はション牌の【南】をツモ。
単騎の選択ができます。

対局後に「攻守両方の意味で」と、その選択の理由を語った瑞原。

寿人のテンパイを抑え、なおかつテンパネで出アガリ2,600点となる【南】単騎へ受け変えました。

流局間際に茅森が念願のテンパイに漕ぎ着けると、河に放たれたのは瑞原が手にとどめた【南】

クレバーな選択で場を制した瑞原が寿人を逆転。
見事にトップを奪取しました。

対局中の表情は真剣そのものの瑞原でしたが、対局後のインタビューでは東3局のウラ3に喜びを爆発。

昨シーズンまでウラ3が一度しかなかった瑞原。

「堰を切ったように毎回ウラ3が来たらいいなーって!」

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