高宮まりの心は折れない【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 9/26 第2試合(麻雀LIVEチャンネル)】担当記者 坪川義昭

同巡、テンパイを入れた三浦の【3マン】を一発で捉えて12,000点の出アガリを決めた。
やはり、ただでは前に倒れない。

南2局

親番を迎えた高宮だが手牌はイマイチである。

【6マン】を重ねたところでチートイツ一本に絞る【6ソウ】切りを選択した。
重たい一撃を決めて上位陣に追いつきたいところ。

しかし、他家もそう簡単に高宮を野放しにはしてくれない。
まずは醍醐がタンヤオ仕掛けで捌きに出た。

追いかけるように内川も【西】のバック仕掛けで流しにかかる。

すぐに急所の【西】を引き入れ、高宮の親は流れる寸前だ。

待望の【5ピン】を引くと高宮の【1ピン】が曲がっていた。
ドラの【東】とはいえ1枚切られており、ヤミテンでも拾えそうな待ちではある。
打点も18,000点で申し分ない。
しかし、高宮はそれ以上にリーチの価値を見出していたのだ。

絶好のテンパイを入れていた内川の手を破壊することによって、山との勝負に持ち込む。
この局面における最大の効力を発揮した。

だが、一筋縄にはいかないのがMリーグの面白いところ。
2着目を死守したい醍醐が、ここを勝負所としてテンパイを組んだ。
無筋の【1ソウ】を叩きつけて、全軍突撃の構えを見せる。

アガリの価値が非常に高い局面であり、1枚切れの【東】程度で撤退するわけにはいかない。
勝負に出た醍醐を切り倒し、裏が乗らずとも18,000点。
遂に高宮がトップ戦線へ復帰となった。

南2局1本場

内川がピンフ、赤のテンパイを入れると牌を横に曲げる。
トップ目とはいえ、この程度のリードでは全くセーフティではない。

親の高宮は当然のようにイーシャンテンで無筋を押した。
この親番が終わるまで、相手に背を向けるなんてことはしない。

もう少し、この勝負を長く見たかったが、内川が一発ツモの2,000-4,000を決めて勝負あり。

南3局1本場

この局さえ流せば、ゴールテープが見える内川が役なしリーチをかける。

仕掛けていた親の醍醐にもテンパイが入った。
現物待ちの親マンである。

飛び込んでしまったのはMリーグデビュー2戦目の三浦。
この放銃で箱が割れてしまった。

南4局

息を吹き返した醍醐から2着を守り抜くため、高宮は必死にアガリへ向かう。

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