むしろ前向きな攻めの姿勢こそが、まさに阿久津らしいコメントだ。
参考として、この時NAGA評価では、やや
切り寄り。
リーチも悪くない判断としつつ、
切りも十分に選択肢に入っている。
この局について、最後に阿久津は反省に近い言葉を口にした。
「リーチ宣言牌の
って、やっぱりソーズ周りの愚形フォロー牌のことが多い。それなら![]()
ターツが残っている可能性も、普通にあるかなー。そう考えると、
切りヤミテンにしたあと、もし変な牌を掴んだら、
→
って打っていく方が良かったかもしれないですね。」
この日、阿久津は一際多い7回ものリーチを放つも、結果は持ち点を大きく下回るラス。
だが、その7回の中身を見ると、もちろん本手もあれば、相手を押さえつける意味合いの強いリーチも含まれていた。
それは、普段と何も変わらない阿久津のリーチ。そして、振り返りでしっかりと検証する姿。つまり今は苦しい状況かもしれないが、「らしさ」を失っていないという、何よりの証拠でもある。
もし、同じ内容の試合でリーチが3回、あるいはそれ以下だったとしたら。それは、「らしさ」を見失っているのかもしれない。
その時は、そっと声をかけたいと思う。
だが、この日のスタッツを見る限り、その心配はいらなそうだ。
サポーターの皆さんも、この苦しい状況を、ぜひ一緒になって乗り越えていただきたい。
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本田らしさ──抑えられなかった“やんちゃさ”──
同じ団体に所属し、互いを知り尽くした顔ぶれが揃ったこの試合。そして、攻め寄りの選手がそれぞれの席につく。
個人的には始まる前、その本田のスタイル“やんちゃさ”は周りの圧により、抑えられてしまうのではないか、そう予想していた。
東2局
実際には、タンピン・赤・ドラのハネマンが見えるのこのチャンス手を
本田は一度、オリの選択をとっている。
ただし、よく見れば二軒リーチ。この局面では、いわば普通というか、マジョリティの判断と言っていいだろう。
しかし本田なら、ここから切り込んでいく方が普通だ。
(…少し言いすぎたかもしれない(笑))
それほどまでに、今回の対戦者たちは手強いという認識ということ。
だが、慎重さを見せたのはここまでだった。
目覚めたのは南1局から。
この苦しい形から、カン
チーとする。
現状、見える役はマンズのホンイツ・一気通貫、あるいは123の三色あたりだろうか。
そして、特急・本田号は、さらに加速していく。
続けざまに
のポンを入れると、もう止まらない!
カン
にも声を掛けてると、赤坂ドリブンズ「園田」や「たろう」の本家もビックリ!?
あっという間に
「三フーロ・リャンシャンテン」だ!!
ここにきて、
我慢できなくなった本田の“らしさ”が顔を出す。
一見すると、
(また、やんちゃしてるなー)
そう思うかもしれない。
だが実際には明確なメッセージが隠されていた。
それは…
先に仕掛けていた阿久津に対してのものだった。
阿久津
「この局は、最低でもマンガンから!と思ってたんですけど…本田さんに、やられましたね。」
あの「三副露・リャンシャンテン」を見せつけられた以上
このチーテンは、取らざるを得ない。
この局は、阿久津が三浦から2,600点の出アガリ。















