出るか役満!? 高宮まり、ベルセルクな親リーチ【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/9 第2試合】担当記者 ヤマサンブラック

【5ソウ】【8ソウ】待ちの【中】ドラ2。リーチの小林の河には【2ソウ】【8ソウ】があり、スジと現物の待ちだが、【8ソウ】は堀の手に2枚あり、残るは【5ソウ】が2枚。
その【5ソウ】を、小林が掴んだ。

5800は6400。リーチ棒も加わって、高宮の持ち点は5万点を超える。
――そしてついに、本試合最大のハイライトがやってきた。

 

南1局3本場

高宮は、配牌でトイツが3つと暗刻がひとつ。
誰もが四暗刻を意識するであろう手牌だ。

次巡【2マン】を引き、打【7ピン】。一色手にも向かえる形に。

3巡目、【2マン】が重なって【南】切り。四暗刻のリャンシャンテンだ。

6巡目、高宮のツモは【3マン】。マンズが横に伸びる可能性もある。

だが、手が入っているのは高宮だけではなかった。


同巡、小林も【中】を暗刻にしてホンイツのイーシャンテンに。

受け入れは多々あるが、ドラの【1ソウ】【白】をポンで跳満が確定する。

8巡目、【8マン】が暗刻になった高宮。ツモり四暗刻のイーシャンテンだ。
ここで狙いを四暗刻に定め、高宮は【3マン】を切った。

実況の日吉辰哉が叫ぶ。

「漢の中の漢、高宮まり!」

高宮の覚悟と実況が相まって、卓上の熱が急速に高まり、役満の気配が満ちてきた。

同巡、たろうがツモ切った【1ソウ】を小林がポン、打【3ソウ】ホンイツ【中】ドラ3、跳満のテンパイを入れた。

【6ソウ】【9ソウ】待ちだが、山には【6ソウ】が1枚しか残っていない。

10巡目、4枚目の【8マン】を引いた高宮が暗カンすると……

新ドラは、高宮がトイツで持っている【9ピン】だ!

2巡後に【赤5マン】を引いた高宮はツモり四暗刻をテンパイ、ためらうことなくリーチを打った。

【9ピン】【2マン】のシャンポン待ちのリーチトイトイ三暗刻ドラドラ赤。
ツモなら文句なしの四暗刻、出アガリでも倍満という超ド級の大物手、激熱のリーチだ。
山には【9ピン】が2枚、【2マン】が1枚残っている。

日吉が叫ぶ。

「日またぎ役満! 日またぎ役満がくるぞ! 気をつけろーっ!!」

2/6、堀がmリーグ史上初の小四喜をアガったのだが、本試合での堀はチャンスが訪れず、この局もじっと耐えていた。

高宮がリーチを打った同巡、たろうが高宮の待ち牌である【9ピン】を引いてテンパイ、追いかけリーチを打つ。
待ちは【3ソウ】【6ソウ】【9ソウ】だが、こちらも【6ソウ】が1枚しか残っていない。

卓上が一気にヒートアップしたが、なんといっても注目は高宮のツモだ。
小林もたろうも残り1枚で、高宮は2枚残っている。
高宮はツモれば親の役満、16000オールなのだ。

一発は…… ない!

跳満をテンパイしている小林も、2軒のリーチに対して一歩も引かない。
しかし堀が【6ソウ】を吸収し、小林とたろう、二人のアガリが同時に消えた。

これで、アガリの可能性があるのは高宮ひとりとなった。
高宮がツモるのか、小林とたろうが掴むのか。

三人による熱いめくり合いが続いたが、堀が【9ピン】を吸収、最後の【2マン】は誰も引くことなく流局となった。

――その後、南3局にたろうが倍満ツモで高宮に迫り、オーラスの親番でも粘りを見せるが、最後は小林が素点回復の満貫ツモでゲームセット。
高宮が12/19以来となるトップで7勝目を挙げた。

見どころがいくつもあった本試合だが、なんといっても高宮のツモり四暗刻のリーチ、三人のめくり合いが熱い。
冬の寒さを忘れてしまうほどの熱戦であった。

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