2枚切れなのでシャンポンや単騎には当たらない。
また、
が3枚見えているので、リャンメンやカンチャンにもワンチャンスとなっている。
「ロン」
聞こえてきたのは、低い声。
亜樹の表情が変わる。
「1300、1900」
亜樹は軽傷で済み、ホッとしたことだろう。何より、
もう一つの打牌候補
は、渋川が![]()
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から
切りリーチをしている可能性がある。
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の見えている枚数を考えると、
3枚の壁を頼った方がよさそうだ。
そんなことを考えている間もなく、
「ツモ」
ABSMASファンを歓喜させる、本日何度目かの低い声が聞こえてきた。
「2000-4000」
しかも高い!
対面にいる親番亜樹の現物待ちで構えた、ドラドラ内蔵の七対子をツモアガリ!
これで、
ABSMASと雷電の差は、試合前の74.4からわずか「5.0」に。ほんの少し雷電リード。
さらに、風林火山と格闘倶楽部は、試合前32.5→7.4。こちらもわずかの差。風林火山が優位。
ややこしいかもしれないが、この「条件とともに戦う」のが競技麻雀の醍醐味でもある。
条件クリアのチャンスが、
格闘倶楽部と滝沢にやってきた。
南2局、滝沢はドラの
を切ってダマテンに構える。
や
を引けばピンフになる。また、
や
を縦に引けば、アタマの
を落としてタンピンへ向かってイーシャンテンへと手を戻すだろう。
出来ているピンズやソウズが伸びても、マンズのカンチャンを打ってテンパイを外すことが可能だ。特にツモ![]()
あたりは一通も狙える。
次の巡目に、
アガリ牌の
を持ってきた滝沢は、
を打った!!
アガらずに、タンピン形への変化を待った。
風林火山との差7.4を追う立場。
5巡目でこの牌の並びなら、追いつく好機とするのがいい。
表情は穏やかに、選択は大胆に。
ここを勝負局と見た滝沢。
しかし、麻雀には相手がいる。
早々に役牌の
をトイツ落としを選んだ渋川は、中盤すぎに456三色含みのイーシャンテンへと手を進めていた。
そして、
形が悪いために、真ん中の牌から切り出して、オリ気味に牌を持っていた多井が、
なんとテンパイ一番乗り!
そして、
あろうことか滝沢がテンパイし、掴んだ
が出ていくことに。
「ロン」
リーチ赤…
裏3!!!
悲鳴と歓声が渦巻く。
8000点のアガリ。
これで、














