「放銃したら、優勝を逃すかもしれない…」EX風林火山の最終戦!「選手 兼 新監督」二階堂亜樹は震える指先でMリーグレギュラーシーズン首位の座を掴みとれるか??【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 3/26 第2試合】担当記者 ゆうせー

2枚切れなのでシャンポンや単騎には当たらない。

また、【7ピン】が3枚見えているので、リャンメンやカンチャンにもワンチャンスとなっている。

「ロン」

聞こえてきたのは、低い声。

亜樹の表情が変わる。

「1300、1900」

亜樹は軽傷で済み、ホッとしたことだろう。何より、

もう一つの打牌候補【2マン】は、渋川が【1マン】【3マン】【5マン】から【5マン】切りリーチをしている可能性がある。

【1マン】【3マン】の見えている枚数を考えると、【7ピン】3枚の壁を頼った方がよさそうだ。

そんなことを考えている間もなく、

「ツモ」

ABSMASファンを歓喜させる、本日何度目かの低い声が聞こえてきた。

「2000-4000」

しかも高い!

対面にいる親番亜樹の現物待ちで構えた、ドラドラ内蔵の七対子をツモアガリ!

これで、

ABSMASと雷電の差は、試合前の74.4からわずか「5.0」に。ほんの少し雷電リード。

さらに、風林火山と格闘倶楽部は、試合前32.5→7.4。こちらもわずかの差。風林火山が優位。

ややこしいかもしれないが、この「条件とともに戦う」のが競技麻雀の醍醐味でもある。

条件クリアのチャンスが、

格闘倶楽部と滝沢にやってきた。

南2局、滝沢はドラの【發】を切ってダマテンに構える。

【2マン】【6マン】を引けばピンフになる。また、【3マン】【5マン】を縦に引けば、アタマの【東】を落としてタンピンへ向かってイーシャンテンへと手を戻すだろう。

出来ているピンズやソウズが伸びても、マンズのカンチャンを打ってテンパイを外すことが可能だ。特にツモ【2ソウ】【9ソウ】あたりは一通も狙える。

次の巡目に、

アガリ牌の【4マン】を持ってきた滝沢は、

【東】を打った!!

アガらずに、タンピン形への変化を待った。

風林火山との差7.4を追う立場。

5巡目でこの牌の並びなら、追いつく好機とするのがいい。

表情は穏やかに、選択は大胆に。

ここを勝負局と見た滝沢。

しかし、麻雀には相手がいる。

早々に役牌の【南】をトイツ落としを選んだ渋川は、中盤すぎに456三色含みのイーシャンテンへと手を進めていた。

そして、

形が悪いために、真ん中の牌から切り出して、オリ気味に牌を持っていた多井が、

なんとテンパイ一番乗り!

そして、

あろうことか滝沢がテンパイし、掴んだ【1ソウ】が出ていくことに。

「ロン」

リーチ赤…

裏3!!!

悲鳴と歓声が渦巻く。

8000点のアガリ。

これで、

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