トンネルを抜けると、そこは雪原で──TEAM雷電・萩原聖人の「これで6連続となる4着」は回避できたのか??【Mリーグ2026-27 観戦記 10/29 第2試合(麻雀ch)】担当記者 ゆうせー

佐野の発声が、萩原の心に突き刺さる。

「4800」

ここまで「悟り」モードで打ってきた萩原が、

この表情になるのも仕方ないと私は思う。

“泣かないで!ハギー!!”

東4局1本場には、またもや佐野のリーチを受けながら、

萩原は、【白】をポンして応戦する。

これが、

実った!

寿人から、【白】ホンイツのアガリを決めた!

面持ちから、萩原に余裕が戻ったように見えた。

そして、萩原は2回目の親番を迎える。

「リーチ」

佐野の仕掛けを受けながら、萩原がピンフ赤のテンパイを入れた!

萩原の待ちは5枚。

対して、

佐野の待ちは2枚であった。

萩原は、

【4マン】を持ってきてしまう。

「ロン」

佐野の手牌を見やる萩原。

「3900」

萩原の親が落ちてしまった。

南3局、萩原は、

着順上昇を目指して【發】を落とし、タンヤオのテンパイを組み上げた。

これが残り2枚。

「リーチ」

そこへ、数馬が追っかけリーチを敢行。

【2ソウ】単騎は3枚、山に眠っていた。

最終盤、萩原にとって、

凄惨な結末が待っていた。

「ロン」

思わず、うなだれる萩原。

枚数が多いときも少ないときもめくり合いで負けていたら、勝てるわけがない。

ここまでの試合では焦りなどによるミスもあったように感じる。

しかし、今日の内容は良かったように思う。

細かいことを言えば、ドラ表示牌の【5マン】待ちでの追っかけのように「こっちの方がよかった」くらいの選択はあっただろう。

だが、

これだけツイてなかったら、もうどうしようもないレベルだ。

Mリーグで6連ラスが起こったのは初めてのことだが、この日の4着は避けようがない。

萩原には「雪原の求道者」という二つ名がある。

雪原のように寒々とした配牌からも、道を見出してアガる、萩原の雀風からくるものだ。

今は雪原どころか、先が見えない真っ暗なトンネルの中を進んでいる状態だ。

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