そう。まだ、慌てる時間じゃない。しかし、
これで残り2枚だ。
「えっ、また?」
先ほどまでの期待に、少しずつ不安が混じり始めるモンダ民たち。上昇気流を待ち望むEARTH JETSの頭上に、早くも暗雲が立ち込めてきた。
それは、一馬自身も例外ではないだろう。
そして、
今度は、醍醐のもとへ4枚目が。
これで残り1枚…。
「頼む、最後の1枚だけは…」
もはや、祈るしかない。
だが、麻雀の神様は、どこまでも気まぐれだった。
その最後の一枚を引き当てたのは
「あああああっ…!(モンダ民)」
勝又だった!
醍醐に2枚。
仲林に2枚。
勝又に1枚。
山に残っていた5枚すべてが、一馬以外の三者へと流れていったのである。
神手順を駆使してアガリをもぎ取るのも、苦しい状況から勝利をつかみ取るのも、プロとしての見せ場だろう。それは観る側にとって、たまらなく魅力的な瞬間だ。
だが、打つ側の本音はどうだろうか。
できることなら、精神をすり減らすことなく、手なりでテンパイし、そしてアガりたいのである。
今シーズン、ここまで40人中36位に沈む一馬。
その苦戦の要因の一つが、こうした「手なり」のアガリを、なかなかツモれない所にあった。
そんな「山」に嫌われたこの局、さらに容赦なかったのが

直近5戦で4トップ、こちらもチームのエース。仲林圭だ!
終盤にテンパイを入れるも、役はない。
そして、切り出す
は、まったくの無筋だ。
残された手番は、あと2巡ある。
そうなると、ここはダブル・ワンチャンスにあたる
の対子落としで、より安全に流局を迎える選択が有力に思えた。
だが、選んだのは
検証でも太鼓判を押されたその一打。
これにより、一馬は一人テンパイすら許されない。
だが、これはまだ襲ってくる乱気流の序章に過ぎなかった。
東2局3本場
悔しい流局となったが、怯まず親番で積極的にアガリを目指していく一馬。早々に3つの仕掛けを入れ、マンズのホンイツ![]()
待ちのテンパイ一番乗りである。
しかし、仲林も
さらに、
赤ドラを3枚抱えた醍醐までが臨戦態勢へ。
しかし、この局のアガリを制したのは、後方4番手から追いつき、追い越した勝又であった。
仲林のリーチ宣言牌である
をチー。
一発を消しつつ、アガリへ向けて一歩前進すると















