“眼鏡はもういらねえ!” 「流れ論」を信じて闘った 高校1年生が強かった件【高校女子オープン大会2018・冬】

 

「ロボ少女」高山結理

 

「麻雀司令塔」伊藤花菜

 

「青春スマイル組」宮本ひなの

の4人となった。

 

東1局は伊藤が1巡目から鳴き、

ピンズの染め手に行く。そしてホンイツ・ドラ2のテンパイを入れ、さらにの大明槓と積極的に攻める。これに同じくソーズの染め手をしていた高山が8000点の放銃をする。

トップ取りの決勝。積極的にいったための放銃なので致し方がない。

次に動いたのが東3局。

三澤がおなじみの理牌せずリーチ。南家の宮本、手牌にが暗刻で、オリるのは簡単だがあまりにもそれは消極的すぎる。で、勝負にでるが、三澤に8000点の放銃となる。

これで初出場組の三澤と伊藤がトップ目となる。

この次だれが大きい手をあがるのか。三澤・伊藤がアガればグッと優勝に近づき、高山・宮本がアガれば、優勝争いに食い込むことができる。

南1局 ドラ

親の三澤がペン待ちのドラ3リーチ

同巡、高山は選択を迫られる。

トップとは21000点差。この手は満貫をアガりたい。

危険だと分かっているがリーチメンタンピンを目指し、

を切る。

この判断が実り、

待ちでテンパイ、リーチをする。一盃口をつけることはできなかったが、ツモ、もしくは裏ドラ1枚で満貫だ。

これは八局麻雀。伊藤、宮本ももちろんアガりに行く。結果、宮本が三澤に放銃し、これが決定打となった。

優勝インタビューも三澤さんの世界が広がる。

予選では眼鏡をしていたが、

決勝では眼鏡をせず、優勝インタビューの時はまた眼鏡をしていた。

「眼鏡が汚れてしまいまして、真っ白になってしまって、眼鏡はもういらねえかな、と」

いやいるでしょ、と思ったが、でもこれが三澤瑠花なのだ。

三澤さんは公約通り獲得した麻雀卓を学校に寄付し、学校のみんなと麻雀を楽しみながら研鑽を積むだろう。そこで独自の雀風を築いてほしい。

戦いが終わり、彼女たちは帰宅の途につく。

 

これからオカルト的なことを書いてく。

三澤さんの紹介のところで書いたが、彼女はカープ女子だ。

彼女がつけていたネックウォーマーは赤。おそらくカープグッズだろう。

そしてネイビーと赤のカープカラーのアウター。そのメーカーは「チャンピオン」。

彼女は今大会で“チャンピオン”になった。

そして彼女は鈴木誠也のグッズを持っていた。鈴木誠也の有名な言葉といえば

「神ってる」

である。

クリスマス・イブに「神ってる」である。

そして三澤さんも「神った」手順で、決勝を圧勝した。

また鈴木誠也の背番号は51番だが、来年からは“1番”を背負う。

三澤さんもクリスマス・イブに“1番”になった。

そしてなにより三澤さんがファンの鈴木誠也。

下の名前はなんと読みますか?

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