萩原と言えば好形高打点というイメージがどうしても先行してしまう。だからこそこのは絶対に止めきれない。
東3局
萩原が考える。
これまではタンヤオドラドラ赤の満貫をベースに考えてきたと思うがの暗刻でタンヤオと赤を使いにくくなってしまった。
これは打に決まっているか。
萩原の打牌は打に決まっている。マンズにもう一つメンツを作って赤を使って確定満貫にする。
萩原はMリーグを通して我々視聴者にずっと魅せてきてくれた。
ちなみにを切っていると園田に鳴かれていた。
そして萩原。
ドラのを引き入れてのツモリ三暗刻でリーチ!
を切っていると園田にドラをツモられていた。
結果論ではないと思う。何故なら萩原はこういった局面で安易に赤牌を離さないからだ。
園田に一発のを喰い取られたものの裏3!大きな跳満になった。
そして南3局。
萩原がMリーグを通して変わった一打を見せる。
いくら2枚目の確定三色の牌とは言えをチーする萩原!最初の頃には意地でもチーしなかったはずだ。
高打点を見れる局面と見れない局面。他家とのスピード差を考えた素晴らしい仕掛けに見える。
しかしこの待ちはアガれずに高宮のリーチを貰う。
しかし萩原。
高宮の当たり牌のを止め打。
高宮の捨て牌は序盤から変則的でとトイツ落としの形だ。端牌と字牌は切りずらい。
しかしそれは理屈であって絶対ではない。待ちならば高宮に勝てると思い1枚切れのぐらい押してしまうのは仕方がないのではないか?
しかし萩原は止める。
なるほどな…。これは確かに雷電の麻雀は面白い。
萩原はメリハリのある麻雀を打つタイプだったはずだ。しかしMリーグを打っている選手の中で一番の変化を見せている。
最後の最後もを打ち切ってギリギリの闘牌を魅せてくれた。
この雷電の麻雀ですらも震えるほど面白いのに、明日は決勝のメンツを決める試合がある。
明日も絶対に面白くなるのでみなさんもぜひご覧ください!
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
(C)AbemaTV
小説家に憧れる中で、競技麻雀に惚れ込んだ二十代。視聴者と一緒の視点に立ってわかりやすい記事を書いていきたい新人ライター。