熱論!Mリーグ【Mon】
積みに積んだり10本場!
拮抗状態をつくりあげた
Mリーガーたちの
守備的ファインプレー5選
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2019年11月4日
1戦目
熱戦であった。
「簡単にはアガらせない」
という各選手の意志が、白熱した試合をつくりあげたように感じる。この記事では中でも特筆すべき5つの好プレーを紹介していきたい。
①南1局 勝又選手 親の牽制ポン
東場を終えた時点で、勝又が頭一つリード。
南1局、
12巡目に入ろうかという刹那、親の勝又がから発進する。
切るのはたった今対面の沢崎が通しただ。
守備面を考えて5ブロックに決め打っていた勝又の河は、濃く仕上がっている。
“親が動いたぞ…もうテンパイかもしれないぞ…どうする…?”
と他家にクエスチョンを投げかけるのが狙いだ。
その後、沢崎がチンイツへ向かって、
をポン。
しかし、ドラはまだ温存されることに。対面勝又の10巡目は手出し。シャンポンに刺さりでもしたら致命傷だ。
赤赤の手牌をもらった萩原も、
や、さえも打ち切れない。斜めに並んだがどこか物寂しい。
親と河という二枚看板を利用して、勝又は他家の手を曲げることに成功した。これもまた失点を防ぐ守備のひとつだ。
だが、一人だけ立ち向かってきた選手がいる。
今日も ω が冴えている茅森だ。
勝又に通っていないを連打。待ちのリーチへと踏み切った。
これは一人テンパイで流局か…
勝又、現物のを切ってイーシャンテンに。
残すツモは1回。
テンパイを入れた!!
牽制をいれながらも、決して危険を冒すことなくスルスルッとテンパイをいれた勝又。見事連荘に成功すると、
繋いだ次局に、値千金の6000は6100オールを決めた。
②沢崎選手 熟練の立ち回り
勝又の親が流れて、南2局、親番の茅森、
8巡目にこの大物手のテンパイ!をツモれば親倍。出アガリでも12000ある。
なかなかアガリの出ないまま、沢崎の12巡目、
これは打っても不思議ない…
が、打たない!刮目すべきは、打ではなく打としているところだ。をアタマとして使う鋼鉄の意思を感じる。
その後、
ション牌のを引き、これもガッチリ止めて打。