熱論!Mリーグ【Fri】
最年少Mリーガーの成長は止まらない!
沢崎から岡田紗佳へ受け継がれた
トイツ落とし
文・masasio【金曜担当ライター】2019年12月6日
早いものでもう12月。
年内に開催される試合もかなり少なくなってきた。
12月20日金曜日の試合が年内最後の試合となり、今日12月6日を含めてなんとあと10日しかない。
Mリーグ2019 レギュラーシーズンはようやく折り返しというところ。年が明けて2020年に入ってからもまだまだ続いていくが、長かった2019年ももうすぐ終わる。
さて、昨日12月5日2回戦では、対局者全員が「最高位戦」所属という組み合わせの試合が行われた。
実現確率は約0.1%! 朝倉・村上・近藤・日向による「最高位戦ドリームマッチ」
そして今日は、全選手「日本プロ麻雀連盟」所属という組み合わせ。
色々な組み合わせが見られてうれしい限りだ。
見た目にも華やかな4名がそろった、1回戦の模様をお伝えする。
1回戦
起家 岡田 紗佳
南家 滝沢 和典
西家 高宮 まり
北家 萩原 聖人
注目はやはり風林火山とサクラナイツの首位攻防決戦だろう。
風林火山からは滝沢が出場。
写真では分かりにくいが、髪の毛を風林火山カラーの赤に染めての登場だ。
今期に入って、瑞原、二階堂亜樹がバースデートップを決めている。
今期も好調の滝沢、自身の誕生日に花を添えることができるだろうか。
サクラナイツは12月に入ってからポイントを減らしており、首位から陥落してしまった。
岡田自身もポイントはマイナス。
サクラナイツにとっても岡田にとっても正念場だ。
そして、滝沢、岡田の対戦といえば・・・
美の女神をもまどわせる!完全武装アフロディーテ岡田紗佳を襲った美しき手口とは
10月7日の試合で、岡田はトップ目前だったのだが、滝沢の策略にはまってしまい、逆転を許してしまったのだ。(詳しくは記事をご覧ください)
岡田にとっては苦い思い出だが、リベンジのチャンスがようやく訪れた。
「滝沢さん、今日は負けませんよ!」
東1局1本場
前局は親の岡田が一人テンパイで流局。
連荘の岡田
手なりで切るなら、少しひねればだが・・・
そう思ったかは定かではないが、ここからを切っていった。
カンのリーチのみなどは避けて、を重ねるか、にくっつけて好形をつくろうということだ。
と引けば、ピンフ、高めイーペーコーのリーチが自然に打てるので、いったんで良いと思うが、何とかしようという工夫が見られる。
この辺りはチームメイトの沢崎の影響も大きいかもしれない。
カンとペンが残った、イッツーのイーシャンテンだったところにツモ。
ドラの受け入れもできた。
を切るかなと思っていたが、滝沢は少し考えてを切った。
なるほど、イッツーはなくなるが、テンパイの受け入れはで変わっていない。
イッツーにしようにも先にを引くとカンにはせず、結局にしそうだ。
一方、の周りを引けば、フリテンになることもあるが234の三色が見える。
目先のイッツーにこだわらない良い1打でとても勉強になる。
すぐにドラを引いてテンパイ。
を切ってテンパイを外す選択もあったが、滝沢はを切って役無しのダマテンを選択。
を自身で切っており、フリテンになる可能性があるのと、いったんダマテンに構えて状況を見てリーチに行く選択を残したのだろう。
次巡を引いてイーペーコーに手替わり。
萩原がを切っているため、「もう1回切ってください」ということでカンでダマテン続行。
5200点で打点も充分だ。