【麻雀小説】中央線アンダードッグ 第25話:プロ論【長村大】
中央線アンダードッグ 長村大 第25話 順調に、と言ったら偉そうだが、プロとしての麻雀も好調であった。龍王位を取った翌年には別のオープンタイトルを獲得、衛星放送の対局でも優勝こそ…
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中央線アンダードッグ 長村大 第25話 順調に、と言ったら偉そうだが、プロとしての麻雀も好調であった。龍王位を取った翌年には別のオープンタイトルを獲得、衛星放送の対局でも優勝こそ…
中央線アンダードッグ 長村大 第24話 競技麻雀プロにおいて、リーグ戦は本場所と言える。各種タイトル戦は、予選も本戦も決勝も半荘数回単位で行われることがほとんどだ。ならばそのシス…
中央線アンダードッグ 長村大 第23話 平常心を取り戻せたこともあり、そこからはまともに戦えた。ラスを引くこともあったが同じようにトップもあり、最初の負債は徐々に減っていった。マ…
中央線アンダードッグ 長村大 第22話 うまくいくかもしれない、ともすれば龍王戦の賞金と同じくらい持ち帰れるかもしれないというおれの思惑はしかし、ものの見事に外れた。 一戦目の東…
中央線アンダードッグ 長村大 第21話 博打麻雀に誘われた。 もちろん金品を賭している以上テンゴのフリー雀荘だろうが博打ではあるのだが、そういうのではない、もっとお…
中央線アンダードッグ 長村大 第20話 調子に乗ってはいけない、この頃のおれはそんなことばかり考えていた。何者かになったような気になってはいけない。おれみたいな者が。 調子に乗る…
中央線アンダードッグ 長村大 第19話 表彰式は散々なできだった。 もともと人前で喋るのは苦手だ、おれみたいなもんが、という自分の卑屈さをより自覚してしまうからだ。 フラッシュが…
中央線アンダードッグ 長村大 第18話 ドラ カンドラ フリテンリーチである。 自分で1枚使っているリャンメン待ち、しかも同じ色のホンイツ手がいる状況。もしこれが…
中央線アンダードッグ 長村大 第17話 東2局、おれの親もホリエに軽く蹴られた。 親を迎えたホリエは、さらに2900をカジからアガる。そして次局、またもやホリエが手牌を開けた。 …
中央線アンダードッグ 長村大 第16話 決勝戦が始まるまでに、いくらかのインターバルがとられた。会場を出て、少し離れた場所にある喫煙所まで行き、ロングピースに火を着ける。 予選が…
中央線アンダードッグ 長村大 第15話 本戦の会場は目白通り沿い、九段下交差点のすぐ近くにあるホテルGである。九段下駅からならすぐだが、おれは飯田橋駅から10分ほどかけて歩いて行…
中央線アンダードッグ 長村大 第14話 プロ予選が終わってから本戦まで、一か月ほどの間があった。その間にプロ以外の予選、つまり著名人枠2名、作家・漫画家枠2名、全国で行われた一般…