【麻雀小説】中央線アンダードッグ 第37話:移籍【長村大】
中央線アンダードッグ 長村大 第37話 結果的に、オオトモの新団体には30人近くが集まった。シーズン途中での旗揚げとしては、予想外の大人数である。オオトモとしては自分を含めて10…
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中央線アンダードッグ 長村大 第37話 結果的に、オオトモの新団体には30人近くが集まった。シーズン途中での旗揚げとしては、予想外の大人数である。オオトモとしては自分を含めて10…
中央線アンダードッグ 長村大 第36話 オオトモらしい、と言えばオオトモらしい決断であったかもしれない。良きにつけ悪しきにつけ、決断が早く行動力があるのだ。だが、今回は少し拙速に…
中央線アンダードッグ 長村大 第35話 ドラ オーラス、アガリトップの西家である。はっきりと苦しい配牌、重なってほしい字牌すらない。 親の第一打のをトップ目の北家…
中央線アンダードッグ 長村大 第34話 オオトモが立ち上がる。 「どうも、オオトモです。今回は思うところがありまして、この代表選挙に立候補させてもらいました」 オオ…
中央線アンダードッグ 長村大 第33話 カジが聞いてきたオオトモの話は、概ね我々の方向性と合致していた。すなわち食える競技プロの世界、そのためには麻雀の技術はもちろん大切だが、そ…
中央線アンダードッグ 長村大 第32話 飯田橋界隈を局所的に襲った大不況をペリカ発行という荒業で乗り切ったかに見えた我々であったが、すべてのペリカを回収するには少々時間がかかった…
中央線アンダードッグ 長村大 第31話 飯田橋、特に神楽坂とは反対の東口の夜は静かだ。日を超えて終電が過ぎれば、もはや歩く人はほとんどいなくなり、道を走る車もいなくなる。片側3車…
中央線アンダードッグ 長村大 第30話 T書房に新しく編集部員が入社した。名前はヤナセ、中途入社であったので年は少し上だったが、ほぼ同年代と言っていいだろう。フリー雀荘ではそれな…
中央線アンダードッグ 長村大 第29話 新しく入ったカワシマは変わった男であった。いや、変わり者といえばバベルの人間はみな変わり者ではあるのだが、それともすこし性質を異にしていた…
中央線アンダードッグ 長村大 第28話 麻雀プロが食える世界を作る、という大義名分はあれど、とりあえずは会社である。当たり前だが仕事をせねばならない。書き物仕事に関してはそれまで…
中央線アンダードッグ 長村大 第27話 翌日、カジに言われた通りに飯田橋にある事務所を訪れた。訪れた、というのも変かもしれない、正しくは出社であろう。 会社の名前は「有限会社バベ…
中央線アンダードッグ 長村大 第26話 セントラル通りから歌舞伎町に入り、そのまま直進する。風俗やテレクラのサンドウィッチマン、キャッチ、酔客そして人人人。右手にコマ劇場、左手に…