「もう長い…」なんて言わないで!
伊達朱里紗の5連勝を止めた、
園田賢の妙手をコンパクトに
まとめました。
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2023年11月2日
第1回戦
東家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
南家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘俱楽部)
西家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
北家:勝又健志(EX風林火山)
「開幕5連勝」
挑むは伊達朱里紗。
ターニングポイントとなったのは、東4局2本場。
仮テンを入れていた3巡目、
川の水が流れるように、サラリと一気通貫へと手が変わる。
ここで伊達は、
静かにを縦に置く。ダマテンだ。
さらに、次巡、
もツモ切りとし、
5巡目に、
を引いたところで、ツモ切りリーチとした。
伊達は試合後のインタビューで、このタイミングでリーチに踏み切った理由として、
「カン待ちは良くないのは大前提として、自分の河にマンズが安くなったこと」
「ラス目ということで打点上昇を見たこと」
を挙げていた。
ただ、一通になったタイミングで即リーチをしていたら、
このあとの園田の対応が変わっていた可能性があるかも、と振り返っていた。
質問を振られた園田は、
「確かに、押せなかったかもしれない」
と答えた。
「えー! 本当ー! ショックー!」
と話す伊達が So cute!だったのはさておいて、
伊達が一通でテンパイした3巡目の、園田の手は、
こうであった。
YouTubeの振り返り配信で園田は、このあとの対応は変わらなかったとしつつ、
「一発でリャンシャンテンの手牌から、このが押せたかどうかだけ」
と語っていた。
実際に座って、その状況に遭ってみないと分からない面はある。
そして、時間は巻き戻らない。
残るのはただ、ここでが処理出来た「現実」。
そしてこのあと園田は、伊達がツモ切りリーチだったことから、
前巡に通っていたを、一発で通し、
も通して、