麻雀と恋愛と川原舞子。【麻雀最強戦2025 女流タイトルホルダー決戦】観戦記【B卓】文:南山幸浩

麻雀と恋愛と川原舞子

【B卓】担当記者:南山幸浩 2025年9月20日(土)

「麻雀」と「恋愛」は似ているのでないか?
そう思わせてくれた女性タイトルホルダー決戦B卓、出場者はこちら。

【東家】朝比奈ゆり (日本プロ麻雀連盟 第9期蕾雷戦、第16・17期WRCリーグ優勝) 

麻雀プロ2年目で獲得タイトルは3つという前代未聞のゴールデンルーキー。
今一番注目されている女流といっても過言でない。

【南家】鴨舞 (日本プロ麻雀連盟 第8期蕾雷戦、シンデレラファイト2024優勝)

麻雀遊戯王』において「タイトル2つ獲ったのに仕事が増えない」
「もっとゲストに呼ばれたい!」「若くてビジュアルの良い子ばかりに・・・」
と本音と苦悩を吐露して話題に。

【西家】川原舞子 (日本プロ麻雀連盟 第15期女流桜花、麻雀最強戦2021女流チャンピオン決戦優勝、第21回女優モンド杯優勝)

「変顔の女王」と呼ばれるだけあって、登場シーンのスクショには苦労した。
↑が一番普通だったのだ。私生活では大きな転機を経験した。

【北家】りんのなお (日本プロ麻雀協会 第18・20・22期プロクィーン優勝、PRINCESS of the YEAR 2025優勝)

数多くのタイトルを獲得しており二階堂亜樹に「正直、B卓で一番強い」と言わしめ
た実力者。SNSを見てもどんな人物なのか分からない謎多き女流。

【東1局】

11巡目 親の朝比奈から先制リーチ。待ち牌の【5マン】【8マン】はなんと山に5枚。
やはり彼女の勢いは本物なのか?

しかし南家の鴨もドラの【南】を2枚持ちのイーシャンテン。
やすやすと降りるわけにはいかないだろう。

12巡目。川原が打った【6ソウ】をりんのが【7ソウ】【8ソウ】の両面チー。
朝比奈の捨て牌の中筋となる嵌【5ピン】テンパイ。

【發】のみのかわし手で対抗したりんのの鳴きが卓上の運命を大きく変えた。
なんと鴨のツモ山にいたドラの【南】【3マン】が立て続けに西家・川原のもとへ。

結果論ではあるが、りんのが鳴かなければ、
鴨が「リーチ一発ツモ【南】ドラ3」の跳満ツモる未来もあったのだ。

現実は鴨が【3ピン】を引き入れ、りんのの和了牌である【5ピン】を切ってのリーチ。

結果的に親の2600以上と鴨の跳満ツモを潰した見た目以上に大きい、【發】のみ1000点の和了となった。

【東2局】

14巡目に川原がドラ切りリーチをするも流局。
リーチのみだったので一人テンパイと親流しは美味しい結果に。

【東3局一本場】

4巡目、鴨が【白】を鳴く。ペン【3ピン】より受け入れは広いが場に【8ピン】が1枚切れているということで【7ピン】【9ピン】から払った。

この選択が功を奏し、【1マン】を引いて【4マン】と入れ替え、見事【3マン】を引き入れ
嵌ドラ【8マン】待ち、【白】チャンタドラ1の3900点テンパイ。

そしてりんのに七対子ドラドラのテンパイ。【南】単騎待ちのヤミテンに。

ヤミテンの選択に実況解説陣は驚きの声をあげるも
渋川「【8ソウ】切りは七対子がバレるかも」と解説。

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