文・南山幸浩【木曜担当ライター】2025年10月2日
私は観戦記を書かせていただくあたってまず対局者のSNSに目を通す。
そして永井のこちらのポストに惹かれた。
ずっと前からこの人と大舞台で戦ってみたいと思っていたから、今日の試合は特に楽しみやし燃えている…🔥 pic.twitter.com/BAsuMgtCAC
— 永井 孝典 (こうすけ) (@naga_i1991) October 2, 2025
※永井孝典さんのXから引用させていただきました。
最高位戦に所属する2人は同世代で「永井軍団」という名の仲間内で交流を深めていた。
ただ、元太は二期連続「最高位」を獲得、そしてMリーガー。
一方永井は関西で活動をしており、正直実績にはかなりの差があった。
自団体の公式戦で対局することさえ叶わなかった2人が、Mリーグで相まみえた。


第1試合
東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:永井孝典(EX風林火山)
西家:中田花奈(BEAST X)
北家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
【東1局】
先手を取ったのは親の高宮、2鳴きを入れ混一色赤ドラのテンパイ。
未だ勝利のないKONAMIにとっては東発から和了って勢いをつけたいところ!

11巡目、中田が嵌待ちのテンパイ。筒子染め手模様の高宮、一枚切れの
。
なかなか厳しそうな条件ではあるが少考の末、を切ってリーチ。
今季の中田は攻める攻める!

同巡、元太が待ちの追っかけリーチへ。中田、元太の欲しい
は高宮に2枚
持たれていたが…

元太の切ったを鳴き、待ちを
に待ち変え
を切った結果、頭ハネで中田への放銃に。生牌の
は期待できなかったか。

中田はリーチ赤ドラ2600の和了。

【東2局】
南場の中田がこの形からをポン。

さらに2副露をして、最後はドラのをツモり1000・2000の和了。
積極的な鳴きによって赤ドラ・ドラを呼び込み2連続の和了に
「今年の中田は一味違う」と期待が膨らむ。
【東3局】
5巡目、永井がをツモり難しい選択を迫られる。

切る牌の選択肢として…