中田花奈、判断の連続を乗り越えて【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 1/8 第1試合(麻雀チャンネル)】担当記者 宮水さくら

中田花奈

判断の連続を乗り越えて

文・宮水さくら【木曜担当ライター】2026年1月8日

新年最初の対局を迎えた中田花奈。卓に座る中田にとって、2026年のスタートを切る大切な一戦だ。
チームは現在3位、ポイントは+141.2。シーズン中盤としては悪くない位置につけているが、2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部はすでに+521.7ポイントと、大きく差をあけられているのが現状だ。

この差を一気に詰めるのは簡単ではない。それでも、ここから一局一局積み重ねていくしかないのがMリーグ。新年初登板となる中田には、派手な一勝というよりも、流れを引き寄せるような安定した内容が求められる。
この一戦で中田がどんな麻雀を見せるのか。2026年の中田花奈を占う一戦が幕を開ける。

第1試合

東家:中田花奈BEAST X
南家:高宮まりKONAMI麻雀格闘倶楽部
西家:渋川難波KADOKAWAサクラナイツ
北家:逢川恵夢EARTH JETS

東1局
親番の中田に、早速難しい分岐が訪れる。
一向聴の形から【4ピン】を引き入れ、カン【7ピン】待ちでテンパイ。

親番かつ赤ドラを含む手牌で、即リーチも十分に考えられる場面だ。
しかし中田は、【7ピン】がすでに2枚見えている状況を踏まえ、ここで柔軟に打【7ソウ】を選択。一度テンパイを外し、より良い形を求める判断を下した。

数巡後、【6マン】を引き入れて、【3マン】【6マン】【7ピン】【8ピン】【5ソウ】【8ソウ】という盤石の受け入れのイーシャンテンに変化。


さらにその後【7ピン】を引き、【5ソウ】【8ソウ】待ちでリーチを放つ。


結果だけを見れば裏目とも言えるツモではあるが、即リーチを選択していれば仕掛けが入らず、【7ピン】をツモっていない可能性もある。今回の中田の選択は、場況を踏まえた冷静なテンパイ外しだったと言える。
そして、中田のリーチ宣言牌である【3マン】を高宮がチー。【1ソウ】【4ソウ】待ちのテンパイを取る。


その後、高宮が【5ソウ】を掴み【8ソウ】とスライドするも、これが放銃に。

中田はリーチ・ピンフ・赤ドラの12000点を成就させ、親として大きな加点に成功した。
場況を見極めた判断が、しっかりと結果に結びついた一局となった。

東3局1本場

中田は【東】を仕掛ける。

さらに【白】も重なり、手牌はホンイツまで見える形に変化する。

【3ピン】を引き入れたことで、ソウズの【2ソウ】【3ソウ】を払って一気にホンイツへ向かうか、
それともリャンメンを残してアガリやすさを取るか、再び難しい選択が訪れる。
ここで中田は北切りを選択。ホンイツの可能性を残しつつ、ソウズのリャンメンは温存した。


続けて【白】をポンし打【9ピン】。手牌はイーシャンテンとなる。

この仕掛けを見た逢川が、【南】バックでカン【3マン】をチーし対抗。


その後、中田は【2ピン】をツモリ、再び判断を迫られる。

【3ピン】【9ピン】よりもホンイツ移行がしやすく、微差のトップ目という立場もあり、非常に悩ましい局面だ。

ここで中田は打【3ソウ】を選択。
トップ目のため現実的なアガリを求めたくなる状況ながら、ホンイツを決めに行き、相手を突き放す選択を取った。

結果的に狙い通りのホンイツとはならなかったものの、【2ソウ】を縦引きしカン【5ピン】待ちでテンパイ。

逢川も【南】をポンし、リャンメンとシャンポンの両受けが残るイーシャンテンで応戦する。

中田は【赤5ソウ】をツモリ、【東】【白】の2000点で一度テンパイを外す。


高宮の切った【4ピン】に合わせて、【赤5ソウ】【6ピン】のくっつきを残した選択する。

その後【3ソウ】を引き入れ、カン【4ソウ】待ちで再テンパイ。

この【4ソウ】は数巡前に中田の上家に座る逢川が切っているが、仕掛けを入れていないため盲点になる待ちだ。
逢川が切った【4ソウ】を捉え、役役赤の3900は4200点のアガリとなった。

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