肩で一息、そして。
〜竹内元太、破顔一笑の活躍なる
文・千嶋辰治【金曜担当ライター】2026年4月24日
2018年に産声を上げたMリーグ。
気がつけば今年で8シーズンを数えている。
翌年の2019-20シーズンにて導入された上位6チームによるセミファイナルシリーズ。
この年はご存知のとおり、新型コロナウイルスが猛威を振るった年。
緊急事態宣言によりファイナルシリーズが延期、選手にはシーズン中に何度もPCR検査が義務付けられるなど厳戒態勢で試合が行われていたことは記憶に新しい。
以来、セミファイナルシリーズは数多の名勝負を生み出してきたが、今シーズンほど濃密なドラマを紡ぎ出し、多くの視線を釘付けにしてきたシーズンは無かったのではないだろうか。
セミファイナルシリーズ開始時に唯一マイナスポイントを計上していた雷電が大ブレイクを果たしたことでボーダー争いが激化。
上位2チームは事実上の通過圏に突き抜けたため、残り2枠に4チームがひしめき合う激戦の様相を呈している。
本日の戦いはまさに天王山。
果たして勝ち上がりを手にするチームは現れるのか。
そして、脱落してしまうチームは現れてしまうのか。
第1試合
東家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
南家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
西家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
・苦戦を強いられる寿人とたろう
このゲームは好不調のコントラストが鮮やかだった。
まずは佐々木寿人の立ち上がりから。
自風の
が暗刻、ドラ色から外れたマンズの一色がありありと見える手牌をもらった。
ホンイツコンサルタント」的には一気にマンズに寄せていきたいところなのだが、
2巡目に2sがトイツになった。
さらには
もトイツになってツモり三暗刻のイーシャンテン。
ホンイツがダメなら三暗刻へ…手役が形を変えつつもはっきりと見えている。
この手があっさりとテンパイして先制リーチで場を制圧できれば寿人の勝ちパターンとなる場面なのだが、これがテンパイせずにツモ切りが続く。
寿人を追い越してテンパイを果たしたのは本田。
絶好のカン
を引き入れて10巡目にリーチ。
現物の
で1巡を凌いだ寿人だったが、
この
で
を抜き、メンツ手を諦めた。
さらに
を暗刻落としして完全撤退したものの、
その直後に手詰まり。
がワンチャンスとなったことから導かれるように
を打たされてしまう。
幸い裏ドラは乗らなかったものの、オリ→手詰まりからの失点と最悪の展開。
次局の東2局には、
専売特許の愚形リーチで活路を見出そうとするも、
親の本田にピンフイーペーコードラの5,800を討ち取られてしまい、思うようにならない展開が続く。
そして、苦しい展開を余儀なくされた男がもう一人。
鈴木たろうである。
東4局1本場。
中盤、首尾よくホンイツチートイツをテンパイしたたろう。
あなたなら何を切ってテンパイに取るだろうか?
そしてリーチを放つか否か?
好みが分かれるところ。














